こんにちは。売れプロ8期生の五島勇樹です。
売れプロ第8期が終了しました。私がこのブログへ投稿するのも今回が最後です。
最後の投稿テーマは、売れプロで学んだことの振り返りや今後の抱負にしてみましょう!
と共に売れプロで学んだメンバーからの提案がありましたので、それに沿って書きたいと思います。
とは言うものの「今後の抱負」などというものが実は私にはありません。恥ずかしい限りです。
本来ならば、自身のビジネス面における大きな決意表明を示すべきなのでしょうが、
頭では理解できても、生まれてこの方、それに類する具体的なものを持ったことがないのです。
本来ならばあるべきですし、既に40歳となった私も持って然るべきであることは十分承知しているですが、かと言って「よし!これだ!」とすぐに決められるような軽々しいものでもない。
徐々に形成されるものであって、私は今その途上にあるのだ。と少々斜に構えた考えを持っている私です。しかし、今回は振られたテーマ「今後の抱負」について書かねばなりません。
さてどうしたものか。。。
はい、決めました。「今後の抱負」ではなく、それに近いものを書きます。
「どのような人間になりたいか」というテーマで書きますが、大変すみません、これで良しとさせてください。私は「マイナスな出来事も、プラス思考で受け取ることができるポジティブな人間」になりたいです。自分の人生は幸福に満たされている。と少しでも多く感じる機会を持ちたいからです。
ではどのようなポジティブな人間になりたいのかということですが、
それを具体的な形で、またロジックツリーでまとめるつもりも毛頭ありません。ごめんなさい。
コンサルタントを目指してはいますが、私はその前に感情を持った人間です。
ここは1つ、気持ちを全面に押し出せるように、想いのままに私小説のような形をとって、
1つの出来事を例に書き綴ってみたいと思います。
去年の5月頃でしょうか。
財布を無くし途方に暮れた沖縄の高校生に見知らぬ男性が6万円を貸したことが話題になりました。お金を貸した人はどうやらお医者さんだったそうで、損得を考えずにポンと6万円を貸せるなんて素敵です。昨今は暗い影を落とす出来事が多く報じられる中、とてもハートフルな心が暖まるニュースで、私は感動しました。
実は私も似たような場面に遭遇しており、この時の私はお金を貸した立場でした。
仕事を終えて夜も遅く、もう直ぐ自宅にも着こうかという時です。夜の10時頃でしょうか。向こう正面から、杖をつく男性が歩いて来ます。パナマ帽とスーツで着飾り、そしてループタイのよく似合う、気品の溢れる幾分お年を召した方です。齢80くらいに見えます。その老紳士からすれ違いざまに声をかけられました。
「すみません、友人が入院したので見舞に来たのですが帰り道が分かりません。駅はどちらでしょうか」
・・・どうやら道に迷われたようです。最寄りの川崎駅へは私が今しがた来た道を戻ればたどり着くことができます。時間をかけてゆっくりと、そしてやさしく教えました。それでは。と再び帰宅の途に着こうとする私に、老紳士はまた尋ねてきました。
「ありがとうございます。…実はもう一つお願いがあります。帰りの汽車賃が手元になく困っています。貸していただけませんか」
おや?妙だな?見舞いに来た帰りの駄賃を用意していないとはこれ如何に?と感じたことを憶えています。もしかして寸借詐欺かな?警戒している私に老紳士は話を続けます。
「この時計を代わりにお渡します」
なるほど、質代わりに時計を持っておいて欲しいということですね。そうまで言われては私も貸さないわけにもいきません。交番で借りようにも、夜遅いですから駐在さんもおそらく不在でしょう。私は時計を受け取らずに、そして差し出されたメモ帳に住所と名前を書いて¥2,000を渡した後、「今日は良いことをしたな」とホクホクした顔で、老紳士と別れたのでした。
ところで私には好きなCMがあります。「Johnnie Walker黒ラベル」のCMです。
そうです、通称”ジョニ黒”です。CMのおおよその内容は以下ですが、
もしご興味がありましたら是非YouTubeでご確認ください。
Barのカウンターで一人の男性が飲んでいます。
男性がふと窓の外へ目を向けると、その男性の友人が老婦人にお金を恵んでいるのがちょうど見えるのでした。
友人がBarに入ってくると、カウンターで飲んでいた男性は言います。
「よう、騙されたな。今の人、病気の子供がいるって言ったろ?ありゃ嘘なんだ」
すると友人は微笑んでこう返すのでした。
「良かった。病気の子供はいないんだ」
・・・さて、私が老紳士と会った時から3年が経ちます。良かった。迷子の老人はいないんだ。
いや無理ですよ。そんな風に考えるの。
未だに¥2,000返ってきませんよ。
「あのボケ老人め!結局ただの徘徊じゃねーか!」と思い出す度に腹立たしくなるわけです。
この話は「あの時、私は騙された只の良い人だった」というそういう話です。
CMの男性のように「自分が損をした」ことよりも「不幸な人がいなかった」ことを喜べる。
そんな男に成長したいと。これが私の”なりたい自分”です。
以上です。
