
ミノです。
いよいよ今週末から、1次試験ですね。
最後の追い込みに、頑張っておられると思います。
今日は、運営管理の生産情報システムの話です。
中小企業診断士になってみると、製造業でない人の方が多いと感じています。
製造業以外の方もわかるように、生産情報システムのERP,MES,IoTの関係を説明します。
多くの方は、ERP(Enterprise resource planning)については、ご存じなのかもしれません。
ERPは、会計、人事、購買、販売、生産管理(在庫・物流含む)の基幹業務プロセスに
必要な機能を備えた統合業務パッケージソフトを利用して、相互に関係した業務を実行
するシステムです。
製造分野においてMRP(Material requirements planning)が最初にシステム化されました。
MRPは、生産計画を利用して部品表から部品や材料の総使用量を計算して、在庫量や、生産に使う量を見込み、
発注データを作るシステムです。
ERPは、生産能力計画や、物流計画、人員計画を取り込んだ発展したMRP2に、
会計管理や販売管理などを加えた統合情報システムとして発展してきました。
ERPは、企業の計画層で、使われています。
また、工場では、個別の機械の自動動作の制御として、PLC(Program Logic Controller)が使われ、プラントなどのプロセス系ではDSC(Distributed Control System)が
薬品や石油などのプロセス制御に使われています。
ERPとPLC,DSCの間を仲介し、製造現場データの収集,工程ごとの品質管理,
工程管理データ収集、設備の保全管理などを行うのがMES(Manufacture Execute System)です。
これらの関係を図示します。
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さらにMESとPLC,DSCの間をつなぐ技術をIoTといいます。
IoTは、モノのインターネットと日本では訳されています。
IoTの対象となるモノには、センサーやカメラ、無線通信が搭載されており、モノの状態や動きを感知したり、データを取得します。
入手した情報をインターネットを介して人やモノに伝送することがIoTの基本的な仕組みです。
製造ラインでは、設備にセンサーをつけて設備機器の状態を可視化できるようにし、
故障による被害を防止することができます。また、最適な状態での生産ができるように条件を変更したりもできます。
IoTは、製造以外でも、活用が考えられています。
医療の分野では、患者の生体データをリアルタイムに医師に共有することで、遠隔地から健康状態をモニタリングできます。
農業の分野では、センサーで、日照量や土地の状態を感知して、水や、肥料の最適な時期や量を供給できます。
今日は、ERP,MES,IoTについて結び付けて説明しました。
今回の1次試験の手助けになれば幸いです。 皆さんのご検討をお祈りします。


