あと2週間、中小企業診断士二次試験直前対策 by MASA

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こんにちは。タキプロ11期 関東所属のMASAです。

いよいよ中小企業診断士2次試験が目前に迫ってきました。

まだ時間があると思っていたのにもう10月、あれもできていない、これもできていない、という心境にもなりがちな時期ですが、こういうときこそ浮足立つことなく、やるべきことをきちんとやること以外に道はないと思います。

今回は直前対策について触れようと思います。

1.自己紹介

令和元年度に赴任先の東南アジアから一時帰国し受験しました。

無事合格、令和2年5月に中小企業診断士として登録が完了しました。

2次試験は4回受けましたが、明らかに合格年度は、自分の中で事例への理解度が大きく異なりました。そのあたりの体験を記していますのでご参照下さい。

合格体験記

2.全般

いまの時点でやるべきことは何か。

一定の学習時間は確保する必要があります。

しかしながら、やみくもに過去問を解くだけで力がつくというものでもありません。

今回はその方策について私なりの考えをお伝えしようと思います。

なお、ここで取り扱うのは事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。

事例Ⅳについては過去の記事(以下リンク)をご参照ください。

事例Ⅳが不得意な人のための事例Ⅳ対策

3.直前期にやっておくべきこと① 「本試験における思考と作業の分離への理解」

本試験は80分です。これはたくさんあるようにも見えますが、以下の通り解答を書きあげるまでのプロセスを分解してみるとお分かりの通り、思ったよりも時間がありません。

ステップ 所要時間 カテゴリー 備考
段落番号付与 1分 作業 与件文の分量を把握する目的
設問解釈 9分 思考 何を訊かれているのか把握
本文通読 15分 思考 設問を関連付けながら実施
解答骨子作成 10分 思考 余白に解答要素メモ書き
要素漏れチェック 10分 作業 与件文を見直しながら実施
解答用紙に清書 20分 作業 不必要に焦らず落ち着いて実施
見直し 10分 作業 誤字脱字をチェック

このうちの思考の部分をある程度パターン化できれば、その部分を作業化でき、合格答案を作成する思考に時間が回せることになります。

このことを腹落ちして理解することがまず第一だと思います。

4.直前期にやっておくべきこと② 「事例の特徴の把握と設問構造への理解」

わかっているようでわかっていないかもしれないのが各事例のテーマと問われる主なポイントです。過去問をやり込んだ方は既にお気づきとは思いますが簡単に整理すると以下の通りです。

事例 テーマ 設問の論点
企業の事業戦略・組織・人事 環境分析 事業戦略・組織構造・人的資源管理
企業のマーケティング戦略 環境分析 4P(商品・価格・販路・販促)
企業の生産戦略 環境分析 生産計画・生産実施・生産統制 情報システム
企業の財務戦略 経営分析・CVP・投資の意思決定 ディシジョンツリーなど

過去の本試験は大きく分類するとこれらの観点から出題されていますので、どの設問でそれを訊かれているかということを意識することは非常に重要だと思います。

出題者側は、限られた紙面の中で受験生の能力を測ろうとしているので、無駄なく設問が配置されていると考えるのが自然だと思います。したがって、設問間で論点が重複しているはずはないと思います。

私が受験生時代、概念的にはわかっていたのですが、最初のうちは本当の意味で腹落ちしているとは言えませんでした。本当にそのことを理解するようになってからは、どの設問で何を解答すればいいのか、という方針が自分の中で明確化され、安定的な解答が書けるようになったと思います。

5.直前期にやっておくべきこと③ 「頻出論点の確実な理解と定着」

直前期は実はこれが最も重要だと思います。

設問で問われる切り口に対して、解答すべきキーワードはいくつかあります。頻出論点については、すぐに自分の中で解答が浮かぶように訓練しておく必要があります。理解できるだけでは不充分です。即座に解答に使えるレベルまで定着させることが必要です。本試験で何だったっけなあ、と思い出すような時間を使うことがあれば、その分だけ思考に割ける時間が減りますのでもったいないです。

スペースの都合上すべては記載できませんが、例えば頻出論点は以下のようなものがありますので参考にしてみて下さい。

(註 それぞれの意味するところについては割愛します。参考書等で確認下さい)

事例 課題 解答
事例Ⅰ 組織の切り口
人事施策の切り口
ネットワーク・コミュニケーション 権限移譲・部門構造・階層構造
採用・配置・報酬・育成・評価
事例Ⅱ 市場細分化
売上増加ポイント
デモグラフィック(人口統計的基準) ジオグラフィック(地理的基準) サイコグラフィック(心理的基準)
客数増加X 客単価向上
事例Ⅲ 生産統制の手順
在庫適正化
進捗管理・現品管理・余力管理
ロットサイズ・情報共有・段取り

私の場合は、いわゆるファイナルペーパーにこれらの論点を書き出しました。

その上で、隙間時間を使って、論点がすらすらと出てくるようになるまで繰り返し訓練を続けました。

私の場合は、これに加えて、10年分くらいの過去問における「ふぞろいな合格答案」での高得点答案を、設問文とともに書き出してExcelの一覧表にしていました。それを印刷したものを隙間時間に眺めながら、設問文から想起される解答案を頭の中で構築する訓練をしていました。

一部の思考を作業化することで、実際の本試験での解答の際に、必要な思考に時間をかけることができましたし、中小企業診断士資格を取得したのちに案件に出会うたびにこれらの切り口を活用しています。つまり実務的にも有効です。

定着するまで繰り返すことをおすすめします。

事例Ⅰ・Ⅲについては、以下の過去記事でも言及していますので併せてご参照下さい。

確実な知識・設問構造の理解で制覇しよう~事例Ⅰの対処法

定番論点をしっかり押さえる~事例Ⅲの対処法 by MASA

6.おわりに

紙面が尽きてしまいました。

中小企業診断士の2次試験に合格すると、一気に世界が変わります

それまでの人生の比にならないくらい多くの人との繋がりが増えます。一気に世界が広がります。そして、企業診断という形で微力ながらも人に貢献できるという喜びがあるのも中小企業診断士ならではだと思います。

海外に勤務している私ですらそう思うのですから、いま現在日本国内にいる中小企業診断士になりたての方々はなおさらでしょう。

この記事をご覧になっている方が一人でも多く難関を乗り越えられ、こちら側に来られることを楽しみにお待ちしております。

健闘を祈ります!!

次回はふぃんさんです。お楽しみに。

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