こんにちは、20期生のながいち!です。
10月末の稼プロ!の合宿では、塾生が、それぞれのキャリア・ビジョンを発表しました。
私も診断士独立プランを、仕事を軌道に乗せるまでの5年間の収益計画とともに発表。
塾長をはじめ聞いていただいたみなさんから、ありがたいコメントがあったのですが、その中に「示された収益で生活は大丈夫ですか?」という質問がありました。
診断士としての収益目標は、高望みはしないけど、ソコソコ稼ぎたいレベルです。
その場では、「間もなく定年。子供も就職するので、夫婦二人、大丈夫です」と回答。
実際は今後の家計を把握せずに答えたので、本当に大丈夫か、後から心配になりました。
めぐり合わせの良いことに、勤務先会社が、50歳以上の希望する社員を対象に、ライフプランの無償相談サービスを開始。
契約保険会社のファイナンシャル・プランナー(FP)に個別相談できるサービスです。
これ幸いと申し込み、先日、実際に相談をしてみました。
今回のブログは、その体験記です。
自分でも2級FP技能士の資格を取得したのですが、実務経験ゼロのペーパーFP。
プロによるコンサルティングを体験したかったのも、動機となっています。
事前準備
まず相談に先だって取り組んだのは、保険会社がクラウドで提供するシミュレーション・システムを使った、独力でのファイナンシャル・プランの作成です。
独立する場合、実際は法人化するのでしょうが、取りあえず個人事業主で考えてみました。
シミュレーションの終了年齢は、デフォルトの89歳を使用。
収入として、給与、退職金、公的年金、個人年金保険、そして診断士収益を入力。
費用の方も、基本生活費、住宅費、教育費、イベントの出費、保険料を入力。
資産と負債も入力。
そして、グラフ化のボタンを押す。
誰でも同じような検討プロセスになると思うのですが、最初のシミュレーションは甘い支出計画になっていました。
資産残高の折れ線グラフの終点は、1千万円近いマイナスを示していました。
そこで、基本生活費の切り詰め(ひと月1万円減らすと30年間では360万円の効果)と、診断士の収入の若干の上乗せ等の調整を実施。
何とか89歳時点の資産残高が少しだけプラスにできたので、これでFPとの面談に臨むことにしました。
1回目の個別相談:指摘
面談はZoomです。
妻にも声をかけ、横に座ってもらいました。
担当は女性のFP。
勤務先の定年が近いという事実、定年後は診断士の仕事をしていきたいとの想い、家計の先行きを把握し助言が欲しいとの希望を、FPの方に伝えました。
こちらの状況と希望を聞くと、彼女は、こちらが事前準備したファイナンシャル・プランのチェックに移ります。
「マンションの修繕費が上がっていくことを忘れていますよ。」
「水回りのリフォームで数百万円かかりますから、入れておきますね。」
費用項目について指摘が入り、増額修正されていきます。
そして、一通りのチェックが終わった後、彼女から最重要の指摘がありました。
「人生100年ですよ。」
彼女がシミュレーションの終了年齢を99歳に打ち直すと、資産残高の折れ線グラフの終点は、たちまち数千万円の赤字に転落!(ゲゲッ)
このとき妻も90数歳。夫婦ご長寿で存命のおめでたい未来ですが、家計的には長生きリスク以外の何物でもありません。
しかし、この状況がないと言い切れないのが、今日の長寿化社会です。
FPの方が言うには、ファイナンシャル・プランを立てるうえで大事なのは、資金を必要な使途に従って振り分けること。
人生の終盤、例えば80歳以上の期間にかかる費用は、資金を別に振り分けておいた方がよいとのアドバイスでした。
「提案します」というので、2回目の相談の約束をし、その日のセッションは終了となりました。
2回目の相談:提案
妻の都合がつかず、2回目は私一人でZoomミーティング。
FPの方が画面共有した、シミュレーション・システムの資産残高のグラフは、99歳時点で若干のプラスになっていました。
「改善案」における主な提案内容は、以下の3点です。
1.診断士としての就労期間を75歳まで延長
私の作成したファイナンシャル・プランでは、70歳で完全リタイアの計画。
しかし、90歳台を生きるためには、75歳まで働いて収入を得ないといけないようです。
70歳台で活躍中の診断士は結構いらっしゃると推測しますが、みなさん相当の重鎮の方ではないでしょうか。
そう考えると、75歳までのバリバリ現役プランは、実現性の低い想定です。
診断士の活動期間が短いのであれば、必要な人生の総収入を確保するため、目標収益をもっと高くしないとダメということが分かりました。
2.基本生活費の引き下げ
FPの方によると、夫婦二人がぎりぎり生活できる基本生活費は月額20万円とのこと。
「改善案」では、基本生活費は、70歳代以降その水準に近い金額に修正されていました。
悠々自適の老後は、無理そうです。
一方、事前準備したプランに入れていた夫婦の海外旅行は、「改善案」でもそのままに。
むしろ、こちらの節約を考える必要があるかもしれません。
妻が何と言うか・・・・・
総務省の「家計調査報告(家計収支編)2019年 平均結果の概要」を確認すると、高齢者夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の消費支出は、月額約24万円となっていました。
3.生命保険を掛け捨てから貯蓄性の高いものに見直し
FPへの相談が無償であるのは、この提案によるのでしょう。
わが家は、家族の生活の形が間もなく変わるので、資金状況が変化の見込み。
保険の見直しの必要を感じていたので、保険見直しの提案はグッド・タイミングでした。
提案されたのは、ドル建ての養老保険。
為替リスクはありますが、金利差で解約返戻金を膨らませることのできる保険商品です。
将来、相当の円高にならないと、受領できる解約返戻金の円価が、払込保険料を割り込むことはないとのこと。
良さそうに聞こえますが、よく考える必要がありそうです。
ファイナンシャル・プランの観点では、為替リスクを取らないと99歳の時点の資産残高をプラスにできない、ということです。
2回にわたるFPへの個別相談は、「提案書類を送りますので、保険の検討をお願いします。」「わかりました。」の会話で終了しました。
所感
初めてファイナンシャル・プランナーに相談し、プロの視点から家計を診てもらい、アドバイスを受けました。
体験して言えるのは、FPへの相談は、とても役にたつということです。
つらつら書いてきたように、最も身近なP/LとB/Sの未来について多くの気付きを与えてくれます。
特にグラフで示された「人生100年」の怖さは衝撃的でした。
近い将来に独立を考えておられる方、特に50歳台の方には、FPのライフプラン相談を受けることをお奨めします。
私は、たまたま無償で相談できたのですが、通常FPへの相談は1時間当り5,000円から10,000円が相場だそうです。
ご参考まで
