RE100について

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売れプロ9期生の岡本 賢です。今回は2回目の投稿となります。

 

さて、近年、温室効果ガスの増加によって、地球温暖化を始めとする気候変動問題は深刻化しており、世界中で大きな関心を集めています。このような課題の解決手段として、再生可能エネルギーへの注目が集まっており、2015年に採択されたCOPのパリ協定やSDGsなどにより、公共団体だけでなく、投資家や企業にも脱炭素化への勢いは増しています。特に最近、日本では脱炭素に向けた取り組みが活発になっています。私は日常の仕事で再生可能エネルギー関連の分野にも携わっているので、関連するキーワードを取り上げていきたいと思います。

 

現在、企業が消費するエネルギーの再エネ化を促進するイニシアチブ(目標)には、「RE100」と「REアクション」の2つがあります。今回はまず、RE100について触れていきたいと思います。

 

RE100とは「Renewable Energy 100%」の略称で、日本語に訳すと「再生可能エネルギー100%」と言います。

RE100は、国際的な環境イニシアチブであり、国際環境NGO「The Climate Group」が2014年に設立した国際的な企業連合体で、「事業運営で必要なエネルギーを再生可能エネルギーで100%調達すること」を目指す企業が加盟しています。

SDGsやESG投資など環境保全を価値として取引のポイントとして加味する時代の流れの中で、国際的イニシアチブであるRE100をとることは、環境先進企業として認められるメリットがあります。

 

具体的には化石燃料・原子力に頼らずに、太陽光・水力・風力・地熱・バイオマスといった再生可能エネルギーのみで、自社の事業で使用する電力の100%を賄うことを目指すというものです。

 

RE100には、以下のような参加条件があります。日本では2020年12月時点で46社が加盟しています。主な加盟企業として、リコー、積水ハウス、アスクル、大和ハウス、ワタミ、イオン、富士通、ソニー等です。

【参加条件】

1.世界的な企業もしくは国内で認知度が高く信頼されている企業

2.主要な多国籍企業

3.電気消費量が100GWh以上の企業、日本では10GWh以上の企業

4.RE100の目的に貢献できうる特徴・影響力がある企業

 

基本的にRE100への参加はグループ企業全体で加盟することが求められていますが、親会社とのブランドが明確に分離しており、子会社で1TWh以上の消費電力がある場合には子会社のみでも参加することが可能となります。

 

また、RE100に参加するには企業活動で必要なエネルギー全てを水力・太陽光といった再生可能エネルギーで賄うことを公約しなければなりません。具体的には、以下に挙げているいずれか3つの条件を満たす必要があります

【求められていること】

1.既に電力の100%を再生可能エネルギーで賄っている

2.再生可能エネルギー100%達成への明確な戦略・タイムテーブルがある

3.再生可能エネルギー100%達成に向けたロードマップを加盟12ヶ月以内に作成

 

加盟企業は、2050年までに再生可能エネルギー100%の達成が求められているため、実現にあたっての明確な計画が必要となります。中間目標として、以下の最低ラインが設けられています。2020年…30%、2030年…60%、2040年…90%

 

次にRE100に加盟企業するメリットは以下の2つです。

1.イメージアップに繋がる

2.再生可能エネルギーでコスト削減が可能

 

1.イメージアップに繋がる

まず、RE100に参加する大きなメリットの1つに、ESG投資における投資家からの評価が高くなることがあげられます。

ESGとは、Environment(環境)・Social(社会)・Governance(統治)の頭文字を取ったもので、この3つを企業評価の指標としています。

ESG投資は、欧米を中心とした諸外国では既に広く浸透しており、2016年では世界投資額の26.3%、2018年には33.4%を占めており、年々その割合を増やしています。そのため、今後投資家から評価され続けるために経営者はESGを考えた経営をする必要があります。

つまり、RE100は二酸化炭素排出の低減を目指した地球環境に優しいプログラムであるため、RE100に参加することでESG投資の観点から高い評価を受けることができ、投資家からのイメージアップに貢献するということです。

 

2.再生可能エネルギーでコスト削減が可能

資源が少なくエネルギーコストが割高である日本では、再生可能エネルギーへの積極的な投資を行うことが、コストの低い調達先を作

りコスト削減の実現を可能にします。

 

次回は、中小企業も取り組んでいる「RE Action(アールイー・アクション)」について記したいと思います。

 

最後までお読み頂きましてありがとうございました。