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みなさん、こんにちは。
売れプロ10期生の大崎晃弘です。
6回目(1月9日投稿分)のブログでは収益力を図る指標である総資本経常利益率を起点に、実際の収益力分析の手法についてお話させていただきました。
※詳細はこちら
前回投稿の最後に触れさせていただいた財務分析の捉え方について、今回お話させていただきます。
企業の決算書はいわば学校の通信簿のようなものです。期間中の業績の上げ下げについて期末に数字として評価されたものが「決算書」です。そして財務分析を行う目的は、期末にその数字に評価された背景、つまり日々の事業活動の変化を読み解くことです。学校の通信簿には日々の学習態度や生活態度について担任の先生からのコメント欄がよくありますよね?財務分析の場合も同じです。出てきた数値をもとに日々の事業活動の変化や強み・弱みを捉えていくというイメージです。
そのため「今期の売上高経常利益率が●●%で前期と比べて▲%改善した」のように指標を計算して分析完了ということではありません。売上高経常利益率が変化しているのは①売上高②変動費率③固定費額のどの数字が変化しているのか、そしてさらになぜその数値が変化したのかを内部環境、外部環境双方で考えていく必要があります。そして考えた結果を仮説として持つ事は財務分析上重要です。
私自身も仕事上毎日数多くの決算書を拝見します。そして事前調査の段階で決算書をもとに財務分析を行って事業上の変化について仮説を考えた上で、お客様とお会いしています。事前に仮説を考えることで、限られた時間の中で効率よく調査を進めることができるためです。一方で事前の仮説が外れる場合もありますが、何も無駄なことはありません。当初の仮説から外れたことで「何が想定と異なるのだろう」と注意深く考えることになりますし、そのことが隠れていた高いノウハウや競争力の源泉を見つけ出すヒントになることもあります。
このように仮説を持って分析することで、ポイントを突いた調査を効率よく行うことができるとともに事業上の変化に気づき企業全体の実態を捉えていくことが可能になってきます。
ご覧いただきありがとうございました。
