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売れプロ10期、中小企業診断士の伊藤英幸(いとうひでゆき)です。第8回目のブログとなります。今回は、金融リテラシーの向上のために~こんなことから始めてみよう、です。
診断士試験合格後、実務実習や、会社での業務において取引先の方と接する機会が増えました。そんな中、金融はブラックボックスになっている人もまだ多い、と感じます。金融機関との取引の基本や背景を「少し」を知ることで(条件面等で)有利になったり、スムーズな取引になるのではと思うことを書いてみます。
1. 金融機関はビジネスパートナーである
金融機関(銀行や信用金庫)はビジネスパートナーです。例えば、金融機関と融資(借入)をする場合、金融機関と担当者は、自行・自庫にとってメリットがあるから融資(借入)の取引を行っています。手数料や金利は金融機関の利益の源泉となり、契約に基づき、融資(借入)を行い、その際には適切な条件(担保・保証、金利、返済期間)が設定されるのです。お互いにメリットがあるので取引をすることは、商品・製品、サービスの取引と考え方は同様です。
診断士試験でも学ぶ経営資源(人・モノ・金)の中でも、金(カネ)は特別に思う人も少なくないようです。確かに、金がなければ企業活動はできません。(バブル期以前は、融資(借入)を求める人の方が圧倒的に多く、金融機関は取引先に貸してあげる、取引先は金融機関に貸してもらうという時代でした。)現在は、金融機関が融資(借入)をしてくれる取引先を探している状況です。
2. 金融機関の担当者はすべての業務の専門家ではない
金融機関の担当者も多忙であり、一人が担当先を何十社、時には百社を超える担当先を持っている場合も少なくありません。それとともに業務は多岐に渡っているため、預金、融資、外国為替、他と言ったすべての業務に精通することは困難であり、担当者も自分の経験の深い、詳しい、得意な業務といったものがあります。
会社の中でも、営業・製造・経理・管理業務においてすべて詳しくなるのは困難であるのと同様に、金融機関の中でも預金、融資、外国為替、他の業務にすべてに詳しくなるのは困難です。金融機関の営業は、融資・預金や投資の担当者が多いのですが、例えば、融資だけでもコロナ関連の融資やその取扱いが毎月の様に変わっていくのです。
そんな中、金融リテラシーを高めるために出来る事を考えてみました。
1. 複数の金融機関と取引をする
まずできることは、複数の金融機関と取引をすることです。例えば、一つの金融機関とだけ融資(借入)をしていると、金融機関の提示した条件(金利や担保)を受け入れざるを得ません。得てして、金融機関に有利、自社にとって不利な条件(例えば、高い金利)になりがちです。
複数の金融機関と取引をすることは別のメリットもあります。特に、融資(借入)取引を行う場合には、定期的な情報の伝達が必要となるため、自社と金融機関の支店の場所が近いと有利です。近年、金融機関の支店の統合が進んでいます。また、金融機関自体の合併も予想されます。複数の金融機関と取引を行うことで、仮に支店が統合や金融機関が合併しても、金融機関と取引を継続することができます。
取引金融機関を増やそうとすると、既存の金融機関は嫌がるのではないかと思う人もいると思うのでしょうが、むしろ逆です。A社が、B信用金庫とのみ融資(借入)取引をしているとします。C銀行が新たに取引を提案した場合、B信用金庫はどの様に思うのでしょうか。多くの場合、B信用金庫の関係者は、A社は優良取引先なので、C社は新たに取引を行おうとしていると思うのです。そして、競争原理が働くことから、金利や担保・保証において有利になることや、より多くの額の融資(借入)が可能となることがあります。
2. 勉強・情報収集してみる
次に出来るのは、本や雑誌、ネットで勉強してみる。また、同業や親密な企業と情報交換してみる。その上で、金融機関の職員に質問をしてみることです。金融機関の職員は、すべての業務の専門家ではないのと同時に、業務に対して熱心で勉強している人もいれば、それほどでもない人もいます。融資(借入)や投資(株式・債券・投資信託・保険)と言った投資に対してです。
複数の金融機関と取引をしていれば、複数の担当者と接することになります。それらの人に、同じ質問をしてみると、勉強している人、それほどでもない人、分かり易い説明をしてくれる人、そうでもない人の見分けが付くと思います。
特に地域金融機関においては、取扱い商品(融資、投資)が類似となってくる事が多く、勉強家、分かり易い説明をしてくれる人であれば、自社にとって必要な対応を必要な時期に提案してくれる、頼りになる担当者となる可能性が高くなります。
今回の様な対応で、少し条件的に有利な取引や、安定した金融機関との取引に繋がれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
