目的を持つことの重要性

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こんにちは。売れプロ11期で中小企業診断士の川口卓哉です。

建設業界の企画部門に在籍しております。

 

最近、私自身、さまざまな場面で「目的」の重要性を再確認することがありました。

皆様におかれましても、つい目的が不明確なまま時間や資金を無駄にしてしまいそうになり、ヒヤッとした経験がありませんでしょうか。

今回はそんなことにならないように、目的を持つことの重要性について今一度考えたいと思います。

 

まず、目的が不明確なまま取り組むケースを考えます。

例えば、外部環境の変化に対応しようと必死で、トレンドを自社に取り入れてみる場合です。どうにか試行錯誤するうちに、何か違うと思いながらも(もしくは違和感もなく)進み続けてしまうことなどが考えられると思います。

 

よくあるのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)における目的の欠如です。

経済産業省によると、DXは

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」 

と定義されています。

 

つまり、データとデジタル技術を活用して、ビジネスモデルを変革し、競争優位性を確立することで、ようやくDXを推進できたことになります。

とはいえ、中小企業をはじめ、これまでデジタル技術の活用が遅れていた業界などでは、ファーストステップとしてアナログからデジタルへの移行による業務効率化を目指すこともあると思います。

 

さて、この業務効率化において、目的は何でしょうか。

「デジタル技術を活用できなければ取り残される」という漠然とした思いの中で、中途半端なシステム導入・構築をしていませんでしょうか

 

先ほどの例でも、業務効率化こそが目的だと考える方がいらっしゃると思います。それはもっともらしく思えるのですが、業務効率化したその先で実現したいのは一体何でしょうか。

もちろん、業務効率化してから空いたリソースで何かを考えるということもあると思います。業務効率化が達成されていれば、結果的に会社は少しでも前進していることと思います。

 

ではここで、考えを整理するために、目的を定めている場合のメリットについて考えます。

 

<DXや業務効率化の目的が明確な場合のメリット>

・企業が取り組むべき方向性が明確になり、意思決定の合理性が増す

・目的に共感した従業員のモチベーションアップ

・目的に向けた達成度の測定により、適宜修正が可能

→これらにより、時間や資金に無駄がなくなり、最短距離でありたい姿に到達する

 

つまり裏を返すと、目的が不明確な場合、誤った意思決定を誘発しやすくなり、従業員は会社の方向性を理解できずモチベーションを下げ、達成度も不明になりやすいということです。この結果、時間や資金が無駄になり、思ったような効果が得られなかったり、機会損失を生むことにつながったりします。非常にもったいないです。

 

他にも目的を見失うことで残念な結果に結びつく事例は下記のようなものです。

・顧客のニーズを理解しないまま、目的もなく新製品開発や技術革新を続け、リリースしたものの見向きもされない

・従業員の生産性を高めようとマニュアルを作成したのに、何年か経ったらマニュアルを作ることそのものが目的に置き換わり、生産性を下げている

 

これらは真面目な従業員ほど陥るかもしれません。なぜならば、目の前の仕事をしっかりとこなしているうちに自然と視野が狭くなり、目的を見失ってしまう可能性があるからです。

 

このような状態に陥らないためにも、経営者をはじめ、コンサルタントや目的を見失っていない従業員は、いろいろなプロジェクトに目を配り、会社が本当に進みたい方向・目的に沿って運営がされているか意識的にチェックすることが必要です。

 

私自身、会社内で何かのプロジェクトに取り組む際や中小企業診断士として活動する際、自問自答しながら、目的に沿った行動を心掛けたいと思います。

 

今回は以上となります。ありがとうございました。

 

 

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