必要なのは確かな品質とプロ意識

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診断士試験は60点あれば合格できる。
ならば60点を目指して勉強すれば良いのか?
皆さんはどう思われるだろうか?
私はもちろん「否」だ。
「100点を目指し、その結果60点になってしまった。」
結局はこれが受験生のあるべき姿だと思う。
なぜこうあるべきなのか?
それは中小企業診断士というプロになる意識が、
この試験を受ける方には必要だからだ。
前にも書いたように、
たった一度の試験、それも受験料1万7千円ほど、
そして実務補修や、実際の体験をすれば
それでもう、次からはプロとして扱われるのがこの資格だ。
中小企業診断制度を書いた経産省の法律にも書いてある。
試験で問うのは診断士の資質の向上を図るための
経営診断の知識だと。
だから受験する者自身が、診断士のプロになるつもりで
勉強せねばならないと思うのだ。
「60点あればいいや」と思うこと自体、
プロになる人らしくない意識だと思う。
実は経産省の法律で語り切れていないものがある。
それはスピードだ。
このスピードの問題が、合格への壁を高くしている。
80分という制限時間で、
事例企業の全ての問題や課題解決を、
出題者の意図に沿った方向で行いなさい、
と言われているのがこの試験だ。
スピードを出すには、その前にもちろん品質がいる。
適当なコトを書いてスピードだけ間に合っても評価されない。
先日のGW合宿で、「18分」という短時間で
経営分析問題で正しい答えを出せる方法を学んだ。
だが、その方法はけっこう濃く、難しかったはずだ。
それは実務と同じだったからだ。
診断士の実務では、まずは決算書から
問題点や課題の仮説を立て、
次に社長のヒアリングで仮説を確証に変えることが多い。
この実務感覚を体験し、学ぶのが合宿の財務テーマだった。
確かな知識と仮説(類推)思考力があるからこそ、
時間短縮も図れる。その好例の講座だったろう。
診断士には能力だけでなく、スピードがいる。
これを実現させるのが確かな品質だ。
だからやっぱり目指すのは100点だ。
そして受験生に必要なのは、
実現しようとする懸命な努力だ。
そうしてようやく、60点以上が取れるようになる。
どれほどコケても合格だけは掴める人になる。
長らく合格者を見てきて、私は確信している。

来年、皆さんはプロになる!
けっして忘れないでね。あなたはプロになる!
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