酒税改定でお酒は買いやすくなる?

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こんにちは、売れプロ11期生の緑川春樹です。

 

皆様が普段飲まれるお酒に、たばこ同様、税金がかかっていることはご存じかと思います。

これを「酒税」といいますが、

*皆様が普段購入している価格に対して、どのくらいかかっているか?

*酒税が今後はどのように変化していくか?

についてお話ししていきます。

 

酒税で定義されるお酒は以下の通りです。

 

①   飲用に提供できる程度まで水等を混和してそのアルコール分を薄めて1度以上の飲料とすることができるもの

②   水等で溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含む飲料

 

② は「粉末酒」とよばれるもので、一般的に流通しておらず、ほとんどの場合は、①の液体状のものを指します。

 

分類すると、以下のようになります。

*発泡性酒類=ビールや発泡酒、第三のビール

*醸造酒類   =日本酒、ワインなど

*蒸留酒類   =焼酎、ウイスキー、ウォッカ、ジン、ブランデー、ラム」など

*混成酒類   =梅酒、チューハイ、サワー、みりんなど

 

酒税は、酒類製造業が生産した1キロリットル単位で課税されます。皆様がよく消費される容器・容量に酒税を換算すると以下の通りになります。

 

*ビール:350ml缶        @70円

*発泡酒:350ml缶        @47円(麦芽比率25%以下の場合)

*日本酒:一升瓶            @198円

*甲類焼酎:4Lペット     @1000円(アルコール分25度の場合)

*本格焼酎:一升瓶         @450円(アルコール分25度の場合)

*ワイン:750ml瓶          @67.5円

*ウイスキー:700ml瓶    @259円(アルコール分37度の場合)

*チューハイ:350ml缶    @28円(アルコール分8度未満の場合)

 

ビール日本酒、ワインは酒税が一定ですが、焼酎ウイスキー、チューハイは、アルコール度が高くなるほど酒税も高くなっていきます。

 

その酒税ですが、今年(2023年)10月に大きな変更があります。

主な変更は以下になります。

 

         <現状>   <2023年10月>   <2026年10月>

*ビール:350ml缶   @70円    →   @63.35円   → →  @54.25円

*発泡酒:350ml缶   @47円  → → → → → → →  @54.25円

*日本酒:一升瓶       @198円  →   @180円 

*ワイン:750ml瓶     @67.5円   →   @75円

*チューハイ:350ml缶   @28円    → → → → → → →  @35円

 

ビールは350ml缶換算で6~7円減税日本酒は一升瓶換算で18円減税

ワインは750ml瓶換算で7.5円増税となります。

 

さらに、2026年10月には

ビールは350ml缶換算で9.1円減税発泡酒は350ml缶換算37.25円増税

チューハイは350ml缶換算で7円増税となります。

 

酒類業界の流通マージンを考慮すると、酒税の増減分を踏まえた生産者価格の改定による小売業の店頭価格(消費税抜き)への影響は、1.4~1.5倍ぐらいになります。

 

この結果、ビール発泡酒は同じ税額となり、チューハイも増税となるため価格差が縮まります。

これにより、酒税対策で安価に転嫁できていた発泡酒などの価格優位性が薄れていくのです。

 

また、ビールに関しては、2020年10月から麦芽ホップ以外に果実や香辛料、ハーブなどが使用できるようになっているため、多種多様なビールが登場していくことでしょう。

 

しかし、お酒の原価に占める酒税は大きいものの、麦や芋などの穀物そのものの原材料費、為替レートの影響も受けるアルコール、瓶、缶、ペット、ボトルといった資材などの値上げが激しいです。

 

2023年10月の酒税改定と各原料や資材の値上げなどが、消費者に示す店頭売価にどう影響を与えるか、予想が大変難しいです。

 

皆様も2023年10月以降、スーパーや居酒屋メニューの価格が、どう変化するか注視してください。

 

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