脱炭素経営における金融機関の支援サービスについて

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みなさま、こんにちは。
売れプロ12期生の猪狩隆典(いがりたかのり)です。
 
 今月頭、東京ビッグサイトで開催されたスマートエネルギーWEEKという世界最大級の新エネルギー総合展に伺ってきました。出店ブースの内容は、水素・燃料電池、太陽光・風力・バイオマス発電、二次電池、スマートグリッド、ゼロエミッション火力などの技術分野や、脱炭素経営に関連したものです。どのブースも非常に賑わっており、新エネルギーに対する社会的気運の高まりを肌で感じて参りました。
 脱炭素経営の出店事業者の中には金融機関のブースもあり、脱炭素支援サービスの紹介等を行っていました。私自身も金融機関に勤めておりますが、金融業界(特に銀行)における脱炭素経営を支援する動きは、近年活発化しています。
 全国銀行協会では2021年12月に「カーボンニュートラルの実現に向けた全銀協イニシアティブ」を策定し、中⻑期的な視点に⽴って、カーボンニュートラルの実現に向けた銀⾏界としての取組みをさらに強化していく⽅針を発表しています。産業界・関係省庁とも連携しながら2050年カーボンニュートラル∕ネットゼロの実現に貢献するために取り組んでいくものです。銀行による具体的な取り組み(支援)の例として、成長資金等の提供、コンサルティング・ソリューションの提供が挙げられます。

 成長資金等の提供例として、「サステナブル・ファイナンス」による資金提供があります。サステナブル・ファイナンスとは、持続可能な社会の実現のために、⾦融機関が気候変動問題等の社会的課題に取り組む企業に融資・投資を⾏うことです。サステナブル・ファイナンスには、その⽬的や資⾦使途の制約有無に応じてさまざまな商品がありますが、代表的なものは以下のとおりです。
・グリーンローン(使途制約あり):環境貢献事業(再エネ、水素等)に関する融資
・ソーシャルローン(使途制約あり):社会貢献事業(医療、介護、防災、教育等)に関する融資
・サステナビリティリンクローン(使途制約なし):サステナビリティ戦略目標(SPT)を設定し、達成状況に応じて金利等条件が変動する融資

 続いてコンサルティング・ソリューションの提供例として、技術開発や製品化等の経験を有する専⾨家の採⽤や業務提携により産業知⾒を⾼め、コンサル等の⽀援サービスを提供するケースが増えています。具体的には、顧客企業が脱炭素化に取り組む第⼀歩として温室効果ガス排出量の⾒える化やカーボンマネジメント実践の⽀援、顧客企業の持つ技術を脱炭素に関連する新たな製品やサービスの創出に結び付けるための顧客間マッチング⽀援などを行っています。

 各サービスの内容は、金融機関によって様々ですが、オーダーメイドかつ伴走支援の取組が多いのも特徴です。脱炭素経営の実現に向け、こうした身近な金融機関が提供するサービスも一つの選択肢として、是非ご活用いただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 

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