なぜ的を外した解答になるのだろう?
受講生の方々の解答を拝見して、
いつも思うのはその原因についてだ。
R5年、事例Ⅰの第2問。
題意は
「どのような戦略上の差別化を行ってきたか」
「その狙い」だ。
題意とは、質問の本質の部分。
何を答えるべきか、その内容を示すものだ。
この設問で的外れな解答を書く方の大半が
この題意の意味を読めていないことがわかった。
「差別化」という言葉に引きずられて
コストリーダーシップ、差別化集中戦略などの
競争戦略の「種類」を書いている。
「種類」など問われていないのに、だ。
こんな意味の無いメモを出す理由は、
思うに、設問文を国語的に正しく読んでいないせいだ。
「どのような戦略上の差別化」
=「戦略の実行内容で差別化した」
=「戦略の実行内容を書け。ただし、差別化に見えるように」という意味だ。
だから答えるのは、戦略の内容だ。
「SでOして差別化した」とか
「誰に、何を、どのようにで、差別化した」
と解答すればよい。
設問の「戦略上の」の箇所に、
設問分解で出すメモは
「S→O」または「誰に、何を、どのように」
と、解答の要素を書いておけばよい。
「差別化」という言葉を見て、競争戦略を
思い浮かべるのは間違ってはいないだろう。
だが、短絡的に、その「種類」を挙げてはいけない。
落ち着いて設問文も要約したい。
結局答えるのは何?よく考えて解答を作ろうね。

