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先日、故郷の友に、ちょっとした御礼の品を送った。
雑貨と名古屋名物の「手羽先」のレトルトを一つ。

520円のレターパックにぎりぎり入ったのだが
厚みが心配になって、郵便局へ直接出しにいくことにした。

窓口に行くと、若いお姉さんからこう問われた。
「雑貨とありますが、何ですか?」
そこで「タオルハンカチです。」と答えた。

次に、
「食品とありますが、何ですか?」と。

なぜか「手羽先」という言葉がすっと出てこない。
「あの、菓子のようなというか、
ちょっとした食べ物というか。

自分でもなぜ「菓子ような」などと口をついたのかわからない。

「手羽先」を差別しているわけでもないのに。
なぜか、「菓子のような」とつい飾ってしまった。嘯いた。
「手羽先」とレターパックの組み合わせが
恥ずかしかったのかもしれない。

さらに郵便局のお姉さんはたたみかけてきた。

「菓子のようなとは?
具体的に言っていただけないと、
この荷物は飛行機にも乗るので・・・。」と。

具体的に言えとは。。。
まるで私がいつも受講生に言うことと同じじゃないか。

この言葉でさすがに観念した。

結局、さんざんお姉さんを待たせた挙句、
ついに吐いた。「手羽先!」と。
それも思い切りでかい声で。
言っちゃった・・・。

すると私の気持ちを察するように、
窓口のお姉さんが付け加えた。

「あ、手羽先!手羽先美味しいですよね。
 ほんと、美味しいです。
 わかりました、手羽先ですね。」と幾度も、「手羽先」と。

やさしさは時に罪だ。

小さな郵便局なのだ。
「手羽先!」の連呼の後、
「(^ー^* )フフ♪」と笑う声があちこちから聞こえた。

私が速攻でその場を立ち去ったのは言うまでもない。

あの場にいた全員に「レターパックに手羽先」
という記憶だけを残して。

なんだかなあ・・・。美味いんだぞ、「手羽先」
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