中小企業における価値創造経営

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皆様、こんにちは!

売れプロ13期生の塚原です。

 

 

 

今回は、「価値創造経営」についてご紹介いたします。

「価値創造経営」とは、中長期的に資本コストを上回る利益を生む経営などと定義されるのが一般的です。

この「価値創造経営」の定義のポイントは2点あります。

まず、「価値創造経営」の定義のポイントの1点目は、「資本コストを上回る」利益が求められている点です。

資本コストとは、企業が資本を調達・維持するために必要となる費用を指します。

資本コストには、債権者から借入れを行う際に発生する負債コストと、株主から出資を受ける際に発する株主資本コストがあります。

これらのうち、負債コストとは、端的にいえば借入金の利息を意味します。

これに対し、株主資本コストとは、株主が出資する際に期待する利回りを意味します。

これを踏まえると、企業は、単に債権者に対する支払利息を差し引いた利益(税引前当期純利益)を黒字化するだけでなく、株主が期待する収益を上回る利益を上げなければ、価値を創造しているとはいえないということになります。

株式の流動性が低い中小企業においては、株主資本コストを意識する機会は少ないものと思われますが、中小企業においても、さらなる売上高の向上やコストの削減を目指すたゆまぬ努力が、価値を創造するために必要ということになります。

次に、「価値創造経営」の定義のポイントの2点目は「中長期的に」利益を生むことが求められている点です。

企業の資本効率を示す代表的な指標に、ROE(自己資本利益率)があります。

ROEは、売上高当期純利益率、総資本回転率、財務レバレッジに分解することができます。

 

これらの指標は、それぞれ、収益性、効率性、安全性を示すものとして知られており、中小企業診断においても頻繁に用いられます。

他方で、企業価値を示す代表的な指標にPBR(株価純資産倍率)がありますが、このPBRは、ROEとPER(株価収益率)に分解することができます。

 

PERは成長性を示す指標として知られています。

つまり、企業価値を高めるためには、資本効率を高めるだけでなく、事業の成長性を高める必要があるということになります。

 

これが、「中長期的に」利益を生むことが必要とされる理由です。

非上場の中小企業において、株価に関連するPBRやPERは馴染みのない指標かもしれませんが、中小企業においても、継続的に成長投資を行うことが価値を創造するために必要ということができます。

現代経営学の父と呼ばれるドラッカーは、「経済社会から受け取って使用している資源よりも少ないものしか経済社会に返していないとしたら、その企業は富を創造しているのではなく、毀損しているのだ。」と述べています。

中小企業においても、事業の収益性を高めさらなる成長を目指すことで社会に貢献する「価値創造経営」が求められています。
 

 

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