中小企業診断士と専門分野について

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こんにちは。売れプロ8期生の 石澤 靖弘 です。
同期のメンバー21人が持ち回りで投稿しているこのブログ、今回は私の3回目です。

さて、このブログは中小企業診断士の方や診断士を目指されている方が多くご覧になっていると思いますので、今回はそんな皆様がおそらく一度は考えるであろう、中小企業診断士と専門分野について、私の考えをお伝えしたいと思います。

これは「診断士は専門分野を持たないとダメか(仕事が来ないか)?」とも言い換えられます。
結論から言いますと、私は「専門分野はなくても仕事はできるし、きちんと仕事をしていれば自ずと専門分野ができて来る」と考えています。ですので、焦る必要はないかな、と。

診断士として新人の頃、診断士の集まりに行くと、「何が得意なの?」「専門分野は?」などと聞かれます。
また、多くの先輩方から「診断士は専門分野を持たないと、仕事なんて来ないよ!」とか「まず、自分が何が得意かをアピールしなきゃ、覚えてもらえないよ!」などと言われます。本当に多くの方が口にします。もちろん、そうおっしゃる方は親切心でおっしゃっていると思います。たぶん。

最初から専門分野があって悪いことはありません。それは今までその人が培ってきた経験や知識であり、それが仕事になるのはとても素晴らしいことです。
しかし、診断士になったばかりで、みんながみんな、その分野だけで食べていけるほどの専門性を持っているわけではありません。もっと言うと、私たち診断士には独占(=専門)業務がありません。(一部の例外を除く。)

でも、私たち診断士には、ほかの士業やコンサルタントと比べて幅広い知識があります。診断業務も経験しています。さらに、資格の名称にも含まれていますが、私たちの顧客の多くは「中小企業」です。中小企業は、お困りごとそれぞれに専門家を雇えるほど、予算に余裕がある企業ばかりではありません。むしろ、少ないです。そうなると、幅広く、何でもある程度のご支援ができる診断士は、それだけで十分、必要な存在だと言えます。

いろいろな仕事をして行くと、自分の感触とは関係なく、続くものと1回こっきりで終わるものが出て来ます。私の診断士としてまだ半年の経験でも、それはあります。そして、続く(リピートいただく)ものが積み重なって、将来、専門分野になっていくものだと思います。

ですので、私は「T字型の専門家」を目指すのが、診断士にとってのひとつのあるべき姿だと考えています。横棒が「幅広い分野」で、縦棒が「深い専門分野」のイメージです。

どこまで対応の幅を広げられるか。どこまで自分の専門性を掘り下げられるか。一生勉強ですね。