「マーケットイン」視点の重要性 ~多読乱読で気付いたこと~

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こんにちは。

 

売れプロ8期生の有吉 啓介(通称 ”ハリー”)です。

今回も、ブログにお付き合いください。よろしくお願いいたします。

 

「売れプロ8期」で第5弾目のブログです!

  

ちょっと私的な話しを、“と言ってもブログには個人的な事を書きますよね”。

 

10月下旬に、それまでの多忙な日々が収まり、仕事に関係のないジャンルの本に目を通せる時間が取れるようになりました。

 

これはチャンスとばかり、大好きな著者の未読であった経営管理に関わる本を皮切りに読み始めました。

 

この本に出てきたお奨め本をいくつか読んで、さらに、それらの本に出典されていた本を読んでと、読み進めていきました。

 

約2か月間に10冊以上読んで、振り返るといろいろなジャンルへ、哲学、脳科学、歴史、宗教、等と多岐に拡がった多読乱読となり、かなり満足しました。

 

その中に、途上国援助の歴史的検証を論じた本があり、自分が20年以上も前に頼まれて行った支援を内省させられる機会となった、興味深い本があるので紹介します。

 

それは「傲慢な援助」(ウィリアム・イースター著/東洋経済新報社)という本です。

 

本の主旨は、「途上国援助に関わる組織・人は、貧しい人々に本当に援助が役立っているかを探求しなくてはならない。基本に立ち返れ!」というものです。

 

この歴史的検証では、「過去60年間に渡る欧米のプランナー(企画者)による、声高に資金を集めて、ばら撒く途上国援助のやり方では貧しい人々がよくなることはなかった。援助金は狙った人には届かず、改善に向かわなかったからだ。一方で、途上国のサーチャー(探究者)は援助資金集めより、自分たちの国のいろいろな問題を解決するために、貧しい人達に援助が届く活動を拡大させてきた」といった趣旨のことが書いてあります。

 

過去に自分が、東アフリカ某国の運輸・通信担当大臣に、自分の専門であるITに関わる領域で、「欧州における通信サービスとインターネットの将来」について講義したことを思いだしていました。知識や情報の提供は無償でかつ無形ですが、彼らは非常に価値あるものと認識していました。

 

当然ながらテーマには背景があり、大臣は①インターネットが某国に必要となる理由、②必要となれば、いつ必要となり、どれくらいのコストが掛かるのか、を知りたいということでした。

 

一寸、講義の最中で不思議に思ったのは、大臣の隣にぴったりと白人の顧問(オランダ人のコンサルタントと紹介あり)が付いていて、大臣に小声でずっと解説・意見している様子でした。

 

顧問がそこに居るわけは、顧問が、①自らが提供してきた情報の有用性を、こちらが提供する情報から測りたい、②某国へインターネット導入するメリットとデメリットとして異なる視点の意見を知りたい、のではと推測しました。

 

こちらの目的は、某国へインターネットを導入することではありませんが、その先にいる某国の人たちの環境を知らずに提示した情報・意見であり、つまり「ここにいる人々の生活をよくするための方法を考えること」が抜けている「プロダクトアウト」的な傲慢な内容であり、「マーケットイン」の視点が無かった、と振り返りました。この時点では、自分もこの顧問も「プランナー」であったということです。

 

この本には、次のような本質的で重要なことも書いてありました。

 

【実践すべきこと】

・人々の生活をよくするために助けたいと思うなら、「あなたは何ができるか」を考える。つまり、自分は個人の分野で何ができるかを明らかにすべき

・自分のできる分野を過去の経験に基づいて、どうすればうまくいくかを探求すべき

・対象とした人々からのフィードバックと科学的方法に基づき、きちんと評価すべき

 

なるほど、これらは中小企業診断士の活動でも、当てはまる【実践すべきこと】と思いました。

 

これが今回の読書を通じた気付きでした。

 

 

お付き合い戴き、ありがとうございます!

 

次回のブログでも、よろしくお願いいたします。

 

 

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8期生 有吉啓介(ハリー)