こんにちは、稼プロ!23期生の曽我剛です。今回は私の好きなスポーツネタで、Jリーグについて書きます。
2月23日に国内サッカーのプロリーグ、Jリーグが開幕しました。国内のサッカーを応援する人々にとっては、うれしい季節がやってきました。
Jリーグの開幕に先立ち、2月21日にJリーグ開幕のPRイベントがあり、野々村芳和Jリーグチェアマンのスピーチがありました。その中で昨年30周年を迎えたJリーグが、次の30年後、10年後にどこを目指していくか、また今年はどういう取り組みを行うか、という説明がありました。下記のような内容でした。
■次の30年後に目指す姿
究極の目標:Jリーグが世界一のリーグになる→Jリーグの選手が中心になって構成される日本代表がワールドカップで優勝する
■次の10年後に目指す姿
①アジアで勝ち、世界と戦うJリーグ:ACLの優勝、FIFAクラブワールドカップでベスト8以上を残す
②欧州リーグ選手とJリーグ選手による日本代表:Jリーグの中に「世界基準」を作り、日本代表のJリーグの選手の割合30%へ
③全Jクラブの経営規模を1.5倍から2倍へ:トップラインを引き上げながら、それぞれのクラブがそれぞれの地域で輝く存在ヘ
■2024年の重点施策
・フットボール領域:「J1クラブ数の増加」、「カップ戦の方式変更」、「外国籍審判を増やす」、「契約制度変更」、「育成の支援」
・マーケティング領域:「国立競技場の開催試合増加」、「テレビ露出のさらなる増加」
・サステナビリティ領域:「公式戦全試合を再生可能エネルギーで開催」
サッカーをあまり知らない方には、言葉の意味がわからなかったり、内容が理解しにくいと思いますが、ここでお伝えしたいのは、30年先→10年先→1年先と事業計画の立て方のお手本のように、きれいに計画が立てられていると感じました。30年後の目標自体はかなりハードルが高く実現はかなり難しいと感じますが、目標自体は非常にわかりやすく、あえて高いストレッチゴールを掲げて、関係者を引っ張っていく方法としては良い内容だと感じました。10年後の目標も、具体的な数値があってわかりやすいと感じました。今年の施策も効果がどれくらいあるかは見通しにくいですが、3つの領域からいろいろな施策を考えられていると感心しました。サステナビリティの視点も入っていて、サッカーの影響力を考えると大事なポイントだと思います。
Jリーグはさらに先を見据えた「Jリーグ百年構想~スポーツで、もっと、幸せな国へ。」というスローガンも掲げています。具体的には下記の3点を掲げています。
・あなたの町に、緑の芝生におおわれた広場やスポーツ施設をつくること。
・サッカーに限らず、あなたがやりたい競技を楽しめるスポーツクラブをつくること。
・「観る」「する」「参加する」。スポーツを通して世代を超えた触れ合いの輪を広げること。
この構想はよく考えられた素晴らしい内容だと感じます。「サッカーに限らず」とスポーツ全般に話を広げている点、「緑の芝生」という具体的で想像しやすい言葉が入っている点、「世代を超えた触れ合いの輪」という少子高齢化社会に求められてくる世代の融合にも触れている点などが秀逸だと感じました。難しい言葉がなく、平易な表現で書かれているのが普遍的なスローガンとして実に良いですね。この構想はJリーグの初代チェアマンの川淵三郎氏の想いをベースに96年に作られたようです。Jリーグが始まったのは93年ですから、始まって間もない頃に、「百年構想」という非常に遠い将来を見据えた構想を出すところが、優れた発想だと思います。
稼プロ!で今まさに企業診断に取り組んでいますが、Jリーグの構想には及ばないまでも少しでも近づけるように、長期的に目指す姿を提示しながら、明日にでもすぐできる短期的な施策を提示し、お役に立てる提言を作り上げたいものです。
