得点できる解答、というテーマで書いてきた。
今日はその三日目だ。
「③具体性に欠ける例」についてお話する。
古くから2次試験の解答では
こう言われてきた。
「具体性の無い解答は点にならない。」
理由は、診断報告書と同じだから
「社長が明日からでも実行できる助言」
が必要で、そのためには、与件を使って
具体的に解答すべきと言わてきたからだ。
だが、数年前だったか、
この話に反する答案を見たことがある。
まるで知識の羅列かと思えるような
抽象的な表現で70点だかを取っていた方がある。
確か事例Ⅰだったか。
点数だけ見た時はとてもショックだった。
だが内容を見て納得がいった。
昨日も書いたが、
論理的で端的、そのうえ、
使っている知識がほぼ合っていた。
なるほど、論点が合っているとなると
確かに採点基準を見ながらの採点では
減点しづらい。
だがこうも思った。
これだけ優秀そうな答案でも70点かと。
それに事例Ⅰだから許されたかとも感じた。
事例Ⅰでは戦略論を問う率が高く、
ある程度抽象的な表現も多い科目だからだ。
これが具体性命のマーケや生産なら
許されないだろう。これらには戦略論は
殆どなく、現場の話ばかりだからだ。
現場のことを抽象的に述べたら
いったいどこの何の話かもわからなくなる。
この70点の方のように、知識を見事に
使いこなせない方は、
やはり与件を使って具体的に書こう。
「何をどうするのか」社長が明日からでも
すぐに実行できるか?
これを解答を書く時の、
基準にしていただきたい。

