【和知祥子さんインタビュー】主婦が掴んだ新たなフィールドへの切符。5年間支え続けた家族に感謝

【和知祥子さんインタビュー】主婦が掴んだ新たなフィールドへの切符。5年間支え続けた家族に感謝

【第1回 主婦から中小企業診断士を目指したきっかけ】

【和知祥子さんインタビュー】

「私はただの主婦なんです」と、控えめな口調で話し始めた和知祥子さん。5年間に渡る勉強の末、中小企業診断士試験に見事合格。新たなフィールドへの切符を掴んだ軌跡について紹介する。

中小企業診断士事務所で経営支援を行う

和知さんは、中小企業診断士事務所のアシスタントとして働いている。中小企業診断士の試験合格を機に、尊敬している資格学校の先生にすすめられた研究会に参加。そこで知り合った事務所のアシスタントである中小企業診断士から誘いを受け、アシスタントとして働くようになった。

事務所での業務は、事業者様の事業承継や資金繰りなどの経営支援に携わる先輩診断士に帯同し、資料作成やWebサイト集客サポートを行う。これまでとは大きく異なる環境で、日々新しいことに挑戦する毎日。

「経営支援の現場で、事務所の先生の指示を受けて、ヒアリングの内容をまとめたり、数値計画書を作成したりしていますが、時間内に上手くできずに落ち込んでしまうこともあります。これまでと比べると、厳しい環境ですが、大変勉強になります」と語る。

様々な経験で商品を紹介する腕を磨く

和知さんは、大学卒業後、好きな映画関係に携われるとの話を聞き、夕張市の観光大使を務め、映画祭関係の仕事をした。その後、IT企業へ就職し、当時導入が始まったばかりのWordやExcelの導入支援やパソコンの販売を行う。「観光大使では夕張市、IT企業ではパソコン、と対象は変わりますが、何かを紹介することが以前から得意だったかもしれないです」と振り返る。この長所が後々のWeb関係の仕事で生きてくる。

結婚を機に、主婦となり子育てに勤しんでいたが、子供が少し大きくなり時間に余裕ができた。何か取り組んでみたいと思い出したのが、趣味で作成したホームページだった。「過去に自作したホームページが本に掲載された経験があり、少し自信のある分野でした」と語る。

最初はWebライターとして、外注サイトから案件を請け負い、記事を作成・納品した。当初は数百円だったが、お金を稼げること自体に感動したと、少しずつ活動を広げる。広告代理店と提携し、得意な商品の紹介を生かして、格安SIMや仮想通貨などのアフィリエイトに注力していった。このような中で、Webライティングのスキルが少しずつ磨かれたといい、「読者が購買したいと思う感情を見つけて、 そこを訴求していくことが重要です」と語る。

受験を決めたレンタルオフィスのオーナーの何気ない一言

一時は法人化まで進めるほど、売上が大きく伸びる時期もあった。しかし、Googleアルゴリズムの変更による影響を受け、記事の検索順位が上下し、売上が不安定になっていった。アフィリエイトは今後厳しくなっていくかもしれないと感じている最中、当時借りていたレンタルオフィスのオーナーとの会話が中小企業診断士を知るきっかけとなった。

中小企業診断士であるオーナーは、小さな企業のホームページ改善をしていた。「そういえばやっていることに似ていない?もし、アフィリエイト事業を辞めるのであれば、目指してみたら?」といわれた。実際に支援内容を見てみると、同じような仕事をしていると感じたそう。

これに加えて、家族への想いもあった。当時、中学生になった息子があまり勉強しない姿を見て、親が勉強する姿を見せれば変わるかもしれないと考えた。なによりも、営んでいたアフィリエイト事業を辞めるのであれば新しいことに挑戦してみたいという気持ちもあった。しかし、実際に勉強を始めてみると、中小企業診断士試験の合格は、一筋縄ではいかなかった。








山本祥晴

山本祥晴 取材の匠メンバー、中小企業診断士
埼玉県出身で、現在は神奈川県在住。大学院修士課程修了後、化学メーカーにおいて研究開発業務に従事。環境省認定制度 脱炭素アドバイザー アドバンストを取得し、環境系の中小企業診断士として経営改善から脱炭素経営などの支援を行う。2024年中小企業診断士登録。東京都中小企業診断士協会三多摩支部、神奈川県中小企業診断士協会所属に所属。

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