【三葉晃大さんインタビュー】ストレート合格!色々な経験を積んで道を切り拓きたい

【三葉晃大さんインタビュー】ストレート合格!色々な経験を積んで道を切り拓きたい

【第1回 中小企業診断士受験を決めるまで】

アミューズメント系企業で営業職を務める三葉晃大氏。現在の勤務先で働くことに誇りとやり甲斐を感じているようだ。そんな充実した毎日に何があったのか、第1回では、「今の会社が好き」と語るなど充実した会社生活を送る三葉氏が何故中小企業診断士試験の受験を決めたのか、決断に至る道のりについて語った。

大好きな会社で働ける喜び

彼は「全国的には珍しい苗字で、『ミハ』と読みます」と丁寧な前置きしてくれた。初対面の三葉氏は、優しそうな笑顔の中に意志の強さを示す眼光の鋭さを感じた。兵庫県に生まれ、大学を卒業するまで関西地方で過ごし、就職をきっかけに本拠を首都圏に移した。就職先はアミューズメント施設で見かける人気の機器の企画・販売を行うアミューズメント系企業である。

新卒で入社してから10年以上の年月が経過している。一貫して営業職を務めており、充実した毎日を送っているようだ。「今の会社は結構好きなので、転職は考えていません。」三葉氏は落ち着いた様子で語った。彼の会社でのエンゲージメントの高さがうかがえたが、同時に勤務先の経営がうまくいっている企業に勤務しているのだと推察した。会社の経営が順調かどうかは、従業員の話を聞くことで確認できるものだ。

そんな勤務先に恵まれた三葉氏が中小企業診断士を志した理由は何だったのか。

漠然とした不安

三葉氏は、誇りとやりがいを感じながら現在の勤務先で業務に取り組む一方、新卒以来10年以上の長期間にわたり一つの組織内で同じ仕事を続けていることにより、考え方やスキルが偏ってきているように感じたそうだ。彼は当時を振り返りながら、「ある方向に偏っていく自分を感じて言いしれぬ漠然とした不安を感じた」と語った。

三葉氏は、勤務先での仕事を通じて生じる考え方の偏りや概念の固定化に何らかのためらいを覚えているようだ。彼は「転職は考えていない」と断言したが、心の奥底では、将来もしかしたら異なる会社で異なる仕事に就くかもしれないという小さな可能性を意識し始めているのではないかと感じた。

就職・転職支援会社による転職市場の動向に関する最新のレポートでは、「マネジメント、マーケティング、企画、コンサルタント、ファイナンス、ブランティング、サプライチェーン」等、中小企業診断士試験ではお馴染みのワードが目白押しだ。人手不足が深刻化し、多くの企業でビジネスモデルの変革が進む中、求職者にキャリアチェンジの可能性が広がっている状況だという。そんな世間の動向を三葉氏も感じ取り行動する衝動にかられ、積極的な転職活動ではなく中小企業診断士試験受験だったのではないか。

新たな自分の発見を求めて

三葉氏は中小企業診断士試験受験を決めたもう一つの理由として、「どのくらい自分が勉強と向き合えるのか」を試してみたかったことを挙げた。「人生の中であまり真剣に勉強してきたことがなかった」という彼の謙遜を額面通りに受け取ることはできないが、33歳の彼と同年代のビジネスマンがキャリアを追い求める真っ只中にあるのは事実である。

「試験を受けることが試合みたいな、ボクシングの選手みたいな、試験に受けて合格することの達成感とか、自己肯定感とか、そういったものが欲しかったのかもしれないですね。逆に今から資格をどう生かしていこうかなという事を考えている最中ですから。」まさにこれが三葉氏の中小企業診断士受験を決めた最大の動機だったと確信した。

会社での仕事だけの生活に満足せず、自己研鑽を積む人が増えている。会計や税務を学ぶ人、法律を学ぶ人、大学院に進みMBA(経営学修士)を志す人もいる中で、三葉氏は唯一の経営コンサルタントの国家資格である中小企業診断士の資格を選んだわけだ。








種本 淳利

種本 淳利 取材の匠メンバー、中小企業診断士
広島県生まれ。大学卒業後、総合商社に入社。現在は再生可能エネルギー由来の発電事業に従事し、国内の風力発電やバイオマス発電などの新規事業開発からアセットマネジメントを推進中。途中、コーポレート系の部門に在籍し、財務・経理業務にも従事。海外駐在歴は台湾、アラブ首長国連邦、インドネシアの3か国。2020年中小企業診断士登録。東京都中小企業診断士協会中央支部に所属。

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