【宮原里歩さんインタビュー】「つながり」を武器に!受験仲間と共につかんだ合格

【宮原里歩さんインタビュー】「つながり」を武器に!受験仲間と共につかんだ合格

【第1回 過去の「つながり」からの奮起】

【宮原里歩さんインタビュー】

これまで営業やWebマーケティングの仕事で活躍してきた宮原里歩さん。第1回は、どのようなきっかけで中小企業診断士を目指し、どのような学習をしてきたのか、お話をうかがいました。

古巣を振り返り奮い立つ

――これまでWebマーケティングや営業に携わってきたとのことですが、中小企業診断士を目指すきっかけはこれまでの仕事の中にありますか。

社会人になってから今の職場が3社目になるのですが、1社目の職場が創業60年ほどの中小企業で、2代目が社長をしており、3代目であるご子息が入社してきた時期でした。ちょうど中小企業診断士2次試験の事例企業のような会社で、ここで社員として仕事をして、中小企業の停滞感やセクショナリズムなどの問題に直面しました。当時は、どのように状況を打破すればよいかわからず、「自分がこの会社を変えていく」なんて遠い未来の話に感じたため、4年間で辞めてしまいました。

でも、会社自体はとても好きでしたので、辞めてから振り返ってみたときに、「この会社をどうしたらよかったのだろう?」という気持ちが芽生えてきました。再びこの会社と関わるなら「自分には何ができるのだろうか」と考えることもありました。それがきっかけとなり、経営のことや会社のことを学びたいという気持ちが高まってきたため、これらを体系的に学ぶことができる中小企業診断士の資格勉強をはじめました。

――辞めた会社を振り返れる、良くしていきたいという思いを持てることは素晴らしいと思います。

でも、今も正解は分かりませんし、結局まだ何にもしてないのですけどね(笑)

ハイブリッドな学習形態でつかんだ合格

――試験勉強に関して、学習の形態(独学、通学、通信など)はどのようなものでしたか。

合格までに3年の学習期間を費やしました。1年目は受験校の通学を利用して、1次試験はストレート合格しましたが、2次試験で玉砕。2年目は「ふぞろいな合格答案(同友館)」シリーズを使用して独学での受験となりましたが、またもや不合格でした。3年目はEBA中小企業診断士スクール(以下EBA)を通学で利用しました。通学を始めた後、引っ越しがあったので途中から通信になったという、独学・通学・通信のすべてを経験したハイブリッドな学習形態です。

――1次試験はストレートで突破され、苦労した印象はありませんが、これまでのWebマーケティングや営業のお仕事が1次試験に有利に働いたというのも一因でしょうか。

Webマーケティングの仕事は、企業経営理論で出てくるような考え方をよく使います。具体的には、AIDMAやAISAS、ターゲティングやセグメンテーションなどですが、このような考え方は日常的に使いますので、企業経営理論はとても取り組みやすく、本番では95点を取ることができました。また、基本情報技術者の資格も持っていますので、情報システムもそれほど困ることはありませんでした。

――3年目の2次試験対策でEBAを選んだポイントは何ですか。

1年目の受験校での2次試験対策講座は、正直全然わかりませんでした。ですから、なぜこの解答にたどり着くのか、不明点などを質問したら細やかに回答してもらえるような距離感で、理論を大事にする受験校を探していました。最終的に、いくつかの受験校に絞り込んだのですが、EBAで合格した方からおすすめいただいたのでEBAに通うことに決めました。

――実際に受講してみて、他の受験校を選んでいたら結果は変わっていたと思いますか。

結果が変わっていたかはわかりませんが、私には合っていたと思います。EBAでは、私にとって大事なお友達ができたり、仕事につながる出会いがありました。その点では、合格したことよりも私には価値があり、EBAを選んでよかったなと思っています。





AKI

AKI 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1977年生まれ。栃木県在住。家業の飲食業、製造業などを経て、IT業界で起業。電子カルテやレセコン、医療機器など、医療機関向けのシステム開発、人材派遣サービスなど提供し、2021年に中小企業診断士に登録。現在は、家族の介護と子育てに専念しながら、創業塾やDXセミナーなどの講師業を行う中小企業診断士としても活動中。

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