【梶川拓哉さんインタビュー】積極的な自己投資で奮い立って中小企業診断士資格を取得!

【梶川拓哉さんインタビュー】積極的な自己投資で奮い立って中小企業診断士資格を取得!

【第2回 勉強カフェで猛勉強】
過去の記事:第1回

【梶川拓哉さんインタビュー】

1次試験に合格し、企業派遣で養成課程に行くことも考えた梶川さん。第2回目では、養成課程に進むことができたのか、勉強を続けたのか。中小企業診断士資格の取得の続きをうかがいました。

養成課程も視野に

――1次試験に合格され、養成課程へ進むことを考えたのですか。

2次試験に受からなかったら会社の制度で養成課程に行きたいと思っていました。理由は単純で、会社が経費を負担してくれて東京に行けるので。合格発表までは養成課程も視野にあるし大丈夫だろうと考えていました。

――銀行員は会社の制度で養成課程に行くルートもあるのですね。

実は、私もあると踏んでいたのですが、会社に確認したら「昔はあったが経費削減で今はもうない」と言われました。本当にショックで、どうしようかとても悩みました。

通学講座に切り替えて再挑戦

――それは、落ち込みますね。その後はどうされましたか。

2次試験の勉強を再開することにしたのですが、大阪に転勤になりました。たまたま会社の近くに早朝から夜遅くまでやっている勉強カフェがあり、勉強場所にいいと思い会員登録しました。そこで出会った方が、2次試験専門の受験校“KECビジネススクール&コンサルティング”(以下、KEC)をすすめてくれたのです。立地もよく社宅から徒歩で通えるうえに、対面で授業を受けられるので、「集中して勉強するぞ」と意気込みました。

――実際に通ってみていかがでしたか。

KECでは事例ごとに体系立った資料をいただけてとてもわかりやすかったです。これまではWeb講義を一方的に聞く学習だったので、対面授業の良さを実感しました。問題ごとに受講生の方とディスカッションし、その内容をフィードバックしながら学んでいく形式が知識の理解に役立ちました。解答の書き方も気持ちの部分まで伝わるように最後まで丁寧に書くことを教わりました。 

心の支えは反骨精神

――勉強カフェはどのように利用されましたか。

朝6時からやっているので、職場に行く前に勉強カフェに行って、仕事が終わってからも行くという感じでした。目標とする資格は違いますが、会社に勤めながら時間を作ってがんばって勉強している皆さんの姿に自分も奮い立たされました。転勤地で知り合いもいなかったので、しゃべる相手を求めていたというところもあったかもしれません。朝からおしゃべりができるカフェスペースで楽しく二人で勉強することもできたので、本当に楽しかったです。そういう意味でよい息抜きにもなっていました。

――楽しかったので継続して通えたのですね。勉強する中でやる気がさがってしまったことはありましたか。

なかったです。商業高校出身なので周りの同僚や先輩は普通科出身の優秀な方が多く、自分は少し違うかなと負い目を感じていました。その中で資格があるということは自信につながる部分もあり、「負けないぞ」という反骨精神の方が勝っていた感じです。

――反骨精神が原動力ですね。

加えて小学生の頃に野球をしていたときに言われて心に残っている監督の言葉があります。野球は地道な練習がとても多く、股を割ってゴロを取るという基本的な練習や恥ずかしい練習もいっぱいしました。その中で監督が「継続して地道にコツコツやっていれば、きっと花開くよ」と言い続けてくれました。そこから「継続は力なり」ということを学びました。

――すてきな言葉ですね。2次試験を受けた手ごたえはいかがでしたか。

正直、ありませんでした。事例Ⅳでケアレスミスを発見し、1次試験から受けなければならないという絶望感が強かったです。一方で、1年間たくさん勉強したので受かっているのではという希望もありました。

――養成課程は考えましたか。

実は考えました(笑)。2次試験の合格発表までの心の支えです。今回がだめでも養成課程に通えばいいかなと。結果は合格できました。






Y.N

Y.N 取材の匠メンバー、中小企業診断士
税理士事務所勤務。2022年度に中小企業診断士試験に合格。日々の業務と資格を活用した働き方を模索中。

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