【奥野雅也さんインタビュー】裏方業務の「なんでも屋」が、自信になるものを目指し中小企業診断士に挑戦

【奥野雅也さんインタビュー】裏方業務の「なんでも屋」が、自信になるものを目指し中小企業診断士に挑戦

【第1回 友人に触発され中小企業診断士を目指すことに】

【奥野雅也さんインタビュー】

コロナ禍において試行錯誤しながら中小企業診断士試験に合格された奥野雅也さん。全3回でお届けするインタビュー記事の第1回となる今回は、お仕事で多忙な中で受験を決めたきっかけをうかがいました。

裏方業務の「なんでも屋」

――これまでのキャリアについて教えてください。

大学卒業後、警察官を目指していた時期が2年ほどあった後、道路の舗装をやっている会社に経理として就職しました。その時に簿記2級を取得しています。そのあと現在勤めている会社に転職しました。主に空調の設備メンテナンスや入替の工事をしている会社です。現在で勤続14年ほどになりまして、管理業務全般を担当しています。

――具体的にはどのようなお仕事を担当されているのでしょうか。

裏方業務の「なんでも屋」のような働き方をしています。人事でいうと採用や社会保険の手続、総務でいうと業務で使う車の管理や官庁への届出全般、経営企画でいうと各部門や拠点の予算を売上げや経常利益から見直したり進捗状況を役員に報告したり、といった業務をしています。他にも社内行事の段取りとか月次の定例会議において状況のわかる資料の作成、改善点の提案など、幅広く担当しています。

――かなり広い範囲の業務を任されているのですね。

入社当時にいた上司が2年ほどで辞めてしまったことや会社の規模が大きくなってきたことで、自然と私が担当する範囲が広くなっていったという感じです。現在も上司はもちろんいるのですが、やっている仕事が全く違うこともあり、ほとんど自分の裁量で多くの業務をこなしている状況です。

――様々な業務に携わっている中で、特に大切にされていることはありますか。

できて当たり前な業務も多いので、間違いがないか確認を何回もするとか、変更した部分については自分のなかに根拠を持つとか、そういうことを意識して間違いがないように、ということを重視しています。それから若い社員が多いので、その子たちに長く働いてもらえるようにできる範囲のことであればやってあげたいな、と思っています。あとは必要に応じて電話したり直接話したりする機会を作るようにして、コミュニケーションに問題が発生しないように、ということも心がけています。

大学時代の友人のFacebookをきっかけに中小企業診断士試験に挑戦

――お仕事のお話を聞いているととても多忙な印象を受けました。そんな中でも中小企業診断士を目指したきっかけは何かあったのでしょうか。

大学時代の友人がFacebookで合格の報告をしているのを見たことがきっかけです。そんなに頻繁に会う友人ではなかったんですけど、学生当時の印象では決して凄く優秀ではなかったんですよね(笑)。そんな友人の報告を見て、私も受けてみたい、私も自信になるものを身に付けたい、と思うようになりました。社労士や行政書士とか他の資格も調べたのですが、広く勉強できるというところで中小企業診断士が面白そうだな、と。

――身近な友人が受かったのならば自分も、と奮起されたのですね。

はい、彼には受験生時代も2次試験の勉強法を教えてもらったりおすすめの本を紹介してもらったりしていました。また、合格後も診断士活動について情報交換をしています。





斎藤 謙二郎

斎藤 謙二郎 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1992年生まれ、神奈川県在住。電機メーカーにてソフトウェアエンジニアとして主に画像処理システムの技術開発に従事。開発した技術をビジネスにつなげていくため、幅広い経営の知識を求めて中小企業診断士を目指す。2022年中小企業診断士登録。

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