【第2回 活動していくために大切なこと】
過去の記事:第1回
青木さんは資格取得を活かして人脈を広げていると話します。その際に人としての誠意が大切だということが見えてきました。
相手の信頼を失わないようコミュニケーションを取ることが大切
—動き続けることが大切だという点についてもう少し教えていただけますか?
まずは、自分の出来る範囲を見極めることが大切です。その上で、研究会等の主催者とコミュニケーションをとることに気をつけた方がいいと思います。忙しい時などは、連続して集まりを欠席する時もあります。そのままでは、相手の信頼を失ってしまいます。そのまま行かなくなることがないようにすべきです。そのために、主催者にしっかりと事情を説明して、一段落したら参加する旨を伝えることです。それが信用につながっていきます。待っている側としては、来るのか来ないのかはっきりしない人には仕事をまかせられないためです。もちろん先の予定を伝えるために、クラウドソフトなどを活用してスケジュール管理はしておくべきです。
—信用を築いた上で活躍するために必要なことはなんでしょうか?
活動していきながら人脈を広げていくことです。それには、例えば研究会などの中で、どれだけその場に貢献するかという点が大切です。まずは、自分の得意なところで貢献しようとする意識が大切です。受け身ではいけません。私の場合は、財務分析が得意なので、研究会の中でも決算書を読み込むときには貢献するようにしています。そうしないと、人脈は広がっていきません。人脈が広がり、声がかかる状態になる必要があります。
積極的に関わり貢献していくことが大切
—そこまでの得意分野がない人への何かアドバイスはありますか?
専門的なところだけじゃなく、雑務ではありませんが、誰でもできることを買って出るだけでも違います。例えば、運営の事務的なお手伝いでもいいと思います。貢献できる役割はいくつもあります。それが信用につながり、その人にいろいろな案件や相談が入るようになります。特に企業内の人は動いてアウトプットをしていかないと能力がおちてしまいます。将来的に中小企業診断士で食べていきたいと思っているのであれば、動き続けないといけません。そして、特に独立している診断士の人と接点を持つことを心がけると良いと思います。
加藤 智康 取材の匠メンバー、中小企業診断士
愛知県出身。製造業の会社に入社以来、情報システム部門で社内SEとして社内システム企画に従事。2018年に中小企業診断士登録後は、地元の商店街支援を目標に活動中。