【山田美鈴さんインタビュー】産休中に勉強開始、その後に夫が海外赴任~女性会社員、波乱万丈な受験生生活~

【山田美鈴さんインタビュー】産休中に勉強開始、その後に夫が海外赴任~女性会社員、波乱万丈な受験生生活~

【第2回 夫が海外赴任…妻の決断は】
過去の記事:第1回

【山田美鈴さんインタビュー】

産休中に中小企業診断士の勉強を始めた山田美鈴さん。1次試験の直前、夫の海外赴任が決まります。大きな「環境の変化」を山田さんはどう乗り越えたのでしょうか?波乱万丈な受験生生活、第2回です。

試験直前に夫が海外赴任

――1次試験の直前に夫の海外赴任が決まったのですね。

1次試験の勉強中に夫の海外赴任が決まったのです。1年目の4月ですね。いったん夫は単身で赴任。私は子供2人と「3人暮らし」での勉強となりました。私もあとからついていくつもりでしたが、引っ越すと1次試験が受けられない。試験が受けたいので引っ越すのを先延ばししてもらって。スケジュール上、2次試験が11月、口述試験が12月、その時は合格する気持ちがあって、口述試験後に出国させてくれと夫に頼みました。クリスマスの直前に出国するように、4月から決めて、「私はクリスマス前に行きます」と。

――厳しい環境の中でしたね。そんな中、1次試験はストレートで合格したと。

幸いに1次試験は合格しましたね。でも1次試験の勉強ばかりをしていて、1次試験終わってから2次試験の対策に着手しました。勉強を始めてみると、何が正解かわからず、雲をつかむように手探りでした。結局、“やりかた”がわからず受けました。見事に2次試験に落ちたので、家族との時間を考えるともっと早く出国すればよかったですね(笑)。

海外での2次試験対策

――となると、2年目の勉強は海外生活の中で、続けたのですね。大変でしたか?

12月に出国、翌年の3月(2020年)からコロナだったので、遊びたくても遊べませんでした。その点はちょうどよかったですね。幼稚園など預け先が閉鎖され、子供と24時間一緒になり大変な部分はありましたが、勉強するのは1人の時間。そこで救われました。「自分時間」ですね。

――海外でも通信講座を受講したのですか?

2次試験対策専門のAASという資格学校の通信講座を受講しました。AASで「型」みたいなものが勉強になりました。組み立て方というのでしょうか。事例Ⅱでいうと、「気持ちの面」と「ロジカルの面」、2つを組み合わせるといい。お客様の気持ちを引くとき、理論だけじゃなくてエモーショナルな部分、“なんとなくいいね”“素敵だね”みたいな面と、ロジカルな機能的な部分の価値、両方組み合わせるといいということですね。そういう「切り口」があるという考え方を学べたのは資格学校のおかげですね。それに、「論点をもれなく、だぶりなく。」なども参考にしていました。

試験前日に隔離終了

――2次試験は11月。試験を受けるには帰国しなくてはいけませんよね?

コロナもあって夏前に夫の帰任自体は決まったのです。このタイミングだったら次の2次試験を受けに行けるじゃないかと思いました。ちょうど帰国いつにする?となったとき、当時はコロナ1年目。帰国したら「2週間隔離」でした。だから2次試験の2週間前に飛行機で帰国して、2週間たった翌日に2次試験でした。出国は先だった夫も、帰国は一緒でした。

――大変な経験をされましたね。2年目、2回目の2次試験の手ごたえは?

1回目よりもできたとは思ったのですが。そんなにできた感じもしませんでした。再現解答を書くのがつらかったですね。 結果は2回目の2次試験も…不合格でした…。




H.K

H.K 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1973年東京都生まれ。大学卒業後、東京の民間企業に入社。40代半ばに一般管理部門に移り、上司のすすめで簿記2級を取得したことから「学び直し」に目覚める。2021年度の中小企業診断士試験に合格し、2023年2月に診断士登録。サザンオールスターズと岡本太郎をこよなく愛し、週末の楽しみは妻との食べ歩き。好きな言葉は「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」。

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