【清水宏さんインタビュー】『選択と集中』による驚異のスピード合格!『人とのつながり』で切り拓く新たな可能性

【清水宏さんインタビュー】『選択と集中』による驚異のスピード合格!『人とのつながり』で切り拓く新たな可能性

【第2回 短期間でつかむ合格への戦略】
過去の記事:第1回

【清水宏さんインタビュー】

中小企業診断士試験は、その科目数の多さや2次試験の難解さから、多くの受験生が苦戦する国家資格である。しかし、清水さんはその難関を短期間で突破した。彼の合格の秘訣は、明確なゴール設定と徹底した「選択と集中」の勉強法にあった。

驚異の短期合格戦略

清水さんは、中小企業診断士試験の1次試験をわずか4ヶ月という短期間で合格した。この驚異的なスピード合格を可能にしたのは、彼の独自の学習戦略にある。半年で合格することを目標に資格の勉強を始めた清水さんは、「教科書を一から最後まで順にインプットし、その後に問題演習をするやり方だと間に合わない」と考え、最初から問題演習をして正解を押さえる実践型の学習方法を採用したという。

「問題演習中心だったので、細切れで少しでも時間がある時に勉強して、それをひたすら繰り返しました。長時間ダラダラとやるよりは時間を決め、限られた時間の中で高速で演習を回せるように意識して取り組みました」と、効率を重視した学習法と時間の確保方法を振り返る。

多忙な本業と並行しての学習、さらに家庭を持つ中で、どのようにして集中力を維持したのかという問いに対しては、「資格取得が趣味みたいになっているところもあるので、家族からは『またやってるんだな』という雰囲気ではあったが、試験を受けること自体、後押ししてもらいました」と振り返った。家族の理解と協力も大きかったようだ。

2次試験突破の鍵は「選択と集中」

特に短期間での合格が難しいとされる2次試験も、清水さんは3ヶ月という驚異的なスピードで突破している。8月上旬にある1次試験の合格発表の後に2次試験対策を始めた彼は、主に2つのポイントを意識して試験日まで練習を重ねたという。

1つ目は、事例ⅠからⅢにおいて、正解らしきものや型のイメージをつけてから、時間内で力が発揮しきれるように訓練することである。過去問と参考書を徹底的に読み込み、解答の構成や時間の使い方、まとめ方をインプットし、ひたすら実践を重ねたという。2つ目は、事例Ⅳで落としてはならない問題を落とさないことである。

勉強を始めた当初は60点を取る自信がなかったため、難問の練習をして高得点を目指すのではなく、差のつきにくい基本的な問題を確実に解けるようにすることで、60点に到達することを意識したという。多くの受験生が、事例IVのNPV問題など守備範囲を広くしようと時間を投下する中で、この勉強法は、まさに彼の得意とする「選択と集中」の考え方が凝縮されている。

「資格試験においては、合格というゴールにいかに到達するかが重要だと思っている。インプットやアウトプットの練習はいくらでもやるべきことがあるが、合格点の60点に到達するために押さえるべきポイントはどこかを意識して計画を立てている」と、自身のポリシーを語った。

また、短期間で集中して走り抜ける中で、モチベーションの維持も課題だったという。

「事例IVの対策はかなりしんどかったが、毎日30分だけはやるということを決めて絶やさないようにした。一日でも空けてしまうと、どんどん勉強しない方向に慣性が働いてしまうため、とにかく短時間でも毎日取り組むことで次の日につなげることにした」と、継続することの重要性を強調した。しんどいという気持ちを感じさせないために、毎日継続するしくみを自ら作り上げていたのだ。

彼の資格試験の合格は、目的やゴールを捉えた冷静かつ鋭い戦略立案力だけではなく、自らを律して計画をやりきる遂行力もあってこそであり、必然だったといえるだろう。そうして難関である中小企業診断士の資格を短期間で取得した清水さん。その資格は、彼にどのような変化をもたらしたのだろうか。第3回では彼の資格取得後の変化と、見据える未来に迫る。








大竹 杏佳

大竹 杏佳 取材の匠メンバー、中小企業診断士
東京都在住。大学卒業後、大手総合人材サービス会社にて3年間採用のコンサルティングに従事。その後、IT業界にて、中小企業の課題解決につながるビジネスの創発、企画に携わる。2024年度に中小企業診断士試験に合格し、2025年度に登録予定。

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