【三葉晃大さんインタビュー】ストレート合格!色々な経験を積んで道を切り拓きたい

【三葉晃大さんインタビュー】ストレート合格!色々な経験を積んで道を切り拓きたい

【第3回 中小企業診断士合格まで】
過去の記事:第1回第2回

アミューズメント系企業で営業職を務める三葉晃大氏。現在の勤務先で誇りとやり甲斐を感じて働きながら中小企業診断士試験ストレート合格を実現するまでの経緯や攻略法を聞いた。第3回では驚きの2次試験合格から合格後に感じた自らの変化、そして試験に挑戦する人へ伝えたいメッセージを聞いた。

まさかの2次試験結果、そしてストレート合格

中小企業診断士2次試験攻略は1次試験を上回る難易度であると言われる。三葉氏に2次試験合格の決め手について尋ねたところ、再び意外な返事が返ってきた。

「2次試験は落ちたと思った。全然手応えが無かった。2次試験結果の点数がハガキで送られてきたときも、自分では1番得点できたとおもった事例Ⅰはもっとも悪く50点を割り込んでいて、厳しいと思っていた他の事例が点数を押し上げてくれていた。」

同じような2次試験の体験を複数耳にしたことがある。どのようにすれば合格答案が書けるのかわからず途方に暮れる中で試験日が到来し、やむなく自分が確立した方法で解答したら合格していたというストーリーである。

試験合格、職場や同僚の反応

元々、三葉氏は中小企業診断士試験に合格したことは職場に伝えるつもりは無かったと言う。

試験合格後の実務補習受講のために数日間の有給休暇を申請した際に上長の知るところとなり、その際、上長から「転職するの?」といった問いかけがあったそうだ。

その後、中小企業診断士のことを知らない周囲の同僚が資格について調べ、難関資格の1つだということが判り、賞賛やお祝いの言葉をかけられ、中には多忙な勤務先の業務の合間を縫ってどのように勉強時間を捻出したのか尋ねる人もあった。

自らに起きた変化と中小企業診断士としての未来について

中小企業診断士試験に合格した三葉氏にはいくつか変化があったようだ。

「営業の仕事に必要な、上場している取引企業のIRを読んだり、取引先の調査書を以前よりも踏み込んだ読み方ができたりするようになった。」

また、従来は販売や営業の戦略を立てる際に、短期的な打ち手つまり戦術から発想する形で中長期的戦略を考えることが多かったが、中小企業診断士の試験勉強を通じてSWOT分析や環境分析を行い、それらの結果を踏まえて中長期的なゴールを見据えて短期的な戦術を組み立てられるようになったという。

中小企業診断士として取り組みたいことについて尋ねたが、これから経験していく中で方向性を決めていきたいようだ。

独占業務が無い中小企業診断士だからこそ、幅広い仕事の業域がある。自分にどんな適性があって何を取り組むべきか、今後、中小企業診断士として様々なことに挑戦し経験を積んでいく過程で判断したいと三葉氏は語った。

現に、中小企業診断士合格者には、各協会の部組織での活動や「診る・書く・話す・聴く」という経営コンサルタントに必須のスキルを磨くマスターコースや研究会、更に執筆活動の道を拓く講座など活動の領域と可能性は無限大だ。

中小企業診断士試験に挑戦する人へのメッセージ

最後に、これから中小企業診断士試験に挑戦する受験生に向けて伝えたいことを尋ねた。

「自分が学びたいと思って中小企業診断士試験の勉強を始めたのであれば、無理せず自分のペースで着実に勉強を進めてほしい」少しためらう仕草を見せた後、三葉氏は絞り出すように語った。

それまでの三葉氏との会話から、彼が中小企業診断士取得に対する強い執念を持っていたことが伝わってきたが、それでも営業職として夜の会食や接待でアルコールが入って計画したとおりに勉強できないことは多々あったという。

受験勉強は受験生同士での戦いのように見えるが、実際は自分との戦いだ。三葉氏も本当はそう伝えたかったのかもしれないが、彼の優しさにより別の言葉がメッセージとなって出てきたのであろう。

中小企業診断士としての未来に希望を膨らませる優しそうな笑顔の奥に、強い信念を窺わせる鋭い眼光を持つ三葉氏であった。








種本 淳利

種本 淳利 取材の匠メンバー、中小企業診断士
広島県生まれ。大学卒業後、総合商社に入社。現在は再生可能エネルギー由来の発電事業に従事し、国内の風力発電やバイオマス発電などの新規事業開発からアセットマネジメントを推進中。途中、コーポレート系の部門に在籍し、財務・経理業務にも従事。海外駐在歴は台湾、アラブ首長国連邦、インドネシアの3か国。2020年中小企業診断士登録。東京都中小企業診断士協会中央支部に所属。

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