【宮原里歩さんインタビュー】「つながり」を武器に!受験仲間と共につかんだ合格

【宮原里歩さんインタビュー】「つながり」を武器に!受験仲間と共につかんだ合格

【第3回 未来の「つながり」を模索】
過去の記事:第1回第2回

【宮原里歩さんインタビュー】

これまで営業やWebマーケティングの仕事で活躍してきた宮原里歩さん。第3回は、実務補習、実務従事での経験、中小企業診断士としての将来のビジョンについて、お話をうかがいました。

良いメンバーに恵まれた実務補習

――実務補習に申し込んだと言われていましたが、中小企業診断士の登録要件である15日間の実務への従事はすべて中小企業診断協会の実施する実務補習のみで充足しましたか。

中小企業診断協会の実務補習で5日間、民間の支援先での実務従事で10日間の実務を行いました。実務補習では、障がいのあるお子さんが通われる児童養護施設の支援を行いました。

――実務従事は何かサービスを利用されましたか、それとも自分で支援先を見つけて支援を行いましたか。

Twitter上で、アクセルパートナーズという名古屋の会社が実務従事の募集をしているのを見つけまして、Web広告をやっている会社でもあったことから、自分の得意分野とも近かったこともあり応募をしました。

――実務補習や実務従事で苦労した点はどういったところでしょうか。

実務補習ではリーダーをやっていたのですが、幸いにもメンバーに恵まれて、私以上にリーダーシップを発揮してくださる方もおり、気を張らずにまとめていくことができました。おかげですごく苦労したという記憶はないのですが、あえて言うならば、Wordの使い方が難しかったところでしょうか。普段の仕事では資料作成の場面ではPowerPoint派なので(笑)

――具体的な作業内容に関しては試験勉強で得た知識が役に立ったのでしょうか。

そうですね。試験勉強がなければ乗り切れなかったかもしれません。特に企業経営理論の知識がある前提で、チームの会話が進みますので、試験勉強で得た知識があることでスムーズに作業を進めることができました。

中小企業診断士として自分の人生を歩む

――2022年からReEMAコンサルティングとして中小企業診断士の活動を始めたようですが、名前の由来は何でしょうか。

ReEMA(りーま)コンサルティングといいまして、私はこれまで営業とマーケティングに携わってきたことから、営業の”E”とマーケティングの”MA”、そして営業とマーケティングを再構築するという意味でリストラクチャリングの”Re”を組み合わせて、”ReEMA”コンサルティングと名付けました。2022年の8月に会社を辞め、独立して活動しております。

――これまでのお仕事と中小企業診断士は相乗効果を発揮できそうですか。

前職のWebマーケティングの会社でもコンサルタントとして仕事をしていましたので、これまでのコンサル経験を中小企業診断士としての活動に生かせると思っています。また、今までは顧客の商品やサービスなどの内部環境に目が向きがちだったのですが、実務補習でのPEST分析などを通じて外部環境から向き合うことも最適な施策を導くうえで非常に大事であると思うようになりました。中小企業診断士としての経験がWebマーケティングに生かせる場面もでてきています。

――今後、中小企業診断士としてどのように活動していきたいと考えていますか。

今は自分の事務所を立ち上げたばかりでワクワクしていますので、積極的に中小企業診断士の仕事をやっていきたいと思っています。きっかけは、自分が働いていた中小企業をなんとかしたいという思いから始まったことですが、資格があることで自分が望む人生を歩むことができるのではないかと思うようになりました。私は、一人で仕事するよりも、チームで仕事する方が好きなので、信頼・尊重し合える人と好きな仕事をする人生を送れると楽しいだろうなと考えています。





AKI

AKI 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1977年生まれ。栃木県在住。家業の飲食業、製造業などを経て、IT業界で起業。電子カルテやレセコン、医療機器など、医療機関向けのシステム開発、人材派遣サービスなど提供し、2021年に中小企業診断士に登録。現在は、家族の介護と子育てに専念しながら、創業塾やDXセミナーなどの講師業を行う中小企業診断士としても活動中。

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