【斎藤謙二郎さんインタビュー】9ヶ月での短期ストレート合格を果たした超効率勉強法!

【斎藤謙二郎さんインタビュー】9ヶ月での短期ストレート合格を果たした超効率勉強法!

【第2回 自分だけの勉強方法でストレート合格】
過去の記事:第1回

【斎藤謙二郎さんインタビュー】

電機メーカーでソフトウェアエンジニアとして勤務しながら、9ヶ月という短い勉強期間で2021年にストレート合格を果たした斎藤謙二郎さん。第2回は1次試験と2次試験の勉強方法や考え方についてお聞きしました。

効率的な勉強で1次試験を突破

――受験歴と学習のスタイルを教えてください。

1次試験1回、2次試験1回のストレートで2021年度の試験に合格することができました。学習のスタイルは、1次試験はスタディングの通信講座を受講しました。2次試験は完全に独学です。

――1次試験の勉強方法を教えてください。

基本的には、スタディングで講義を視聴して知識をインプットし、過去問を解いてアウトプットしていくという勉強方法でした。試験範囲が広いので、全体像をつかむまでは苦労しました。

――1次試験勉強のコツはありますか。

私は同じ科目をやり続けるのが苦手なので、1日勉強するとしても、暗記科目とそれ以外の科目というように異なる科目を組み合わせて勉強をするようにしていました。異なる科目を並行して進めることで定着していない知識や論点を浮き彫りにできます。その部分だけを再度インプットすればよいので、効率よく勉強を進められたと思います。

――暗記科目は誰もが苦労するかと思いますが、ご自身の中で暗記科目の覚え方はありますか。

論点そのものだけでなく、ビジュアルもあわせて頭に入れることです。具体的には、重要な論点がテキストのだいたいこのあたりに載っていたなという映像を頭の中に入れます。スキマ時間などにその映像を頭の中で思い出すようにすれば、論点が頭の中に定着しやすいと思います。

――1次試験前は自信がありましたか。

自信はありましたし、大丈夫だろうと思っていました。経営法務などで40点以下を取らなければ、合格できると思っていました。

「完全独学」で2次試験を突破

――2次試験の勉強方法を教えてください。

過去問を解いて、「ふぞろいな合格答案(同友館)」で採点するという勉強方法でした。事例Ⅳに関しては、「30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集(同友館)」も使用しました。過去問は過去10年分を解きました。

――受験生支援団体などが2次試験の解き方などをSNSで発信していますが、参考にしたものはありましたか。

SNSは気分転換で見ていましたが、問題用紙を破るとかマーカーを何色使うといったものは取り入れませんでした。シャーペン1本ですし、線の引き方なども特にルールは決めずにやっていました。この試験特有の解き方というのはほとんど取り入れなかったですね。

――私は色々と試しましたが、完全に独学なんですね!2次試験に対するご自身の考えはあったのですか。

解答する文字数の感覚は頭の中にあったので、重要な部分に線を引き、解答に必要な数だけ要素を引っ張ってくれば、それなりに書けるかなという印象でした。性格上、試験当日は丁寧に解こうとするので、時間がかかると思っていました。そこで対策として過去問はあえて60分で解くようにしていました。

――これまでのご自身の勉強方法で中小企業診断士の勉強にも生かせたことはあるのでしょうか。

それはあると思います。勉強方法という意味だと、1次試験・2次試験両方に当てはまりますが、最初に全体像をつかむことを重視していました。早めに全体像をつかむことで理解できている部分とそうでない部分を早い段階で明確にすることができますし、勉強しないといけない部分を今後の勉強計画に落とし込むようにしていました。

――2次試験が終わった時の手応えはどうでしたか。

失敗したかなという印象でした。トータル240点前後かなという感覚で自信はありませんでしたね。






奥野 雅也

奥野 雅也 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1981年生まれ。京都府在住。空調関連の設備会社で人事、総務、経営企画と幅広く管理部門の業務に従事。さらなるステップアップのため中小企業診断士に挑戦。趣味はスポーツ観戦と子供と遊ぶこと。2023年中小企業診断士登録。

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