【鈴木雅子さんインタビュー】「途中で立ち止まってもいい」仲間との合格までの長い道のり

【鈴木雅子さんインタビュー】「途中で立ち止まってもいい」仲間との合格までの長い道のり

【第3回 大きかった仲間の存在】
過去の記事:第1回第2回

【鈴木雅子さんインタビュー】

2022年度の診断士試験に合格して、企業内診断士として活動されている鈴木さん。第1回でお聞きした仲間の存在と今後の展望についておうかがいしました。

仲間との勉強

――受験仲間の存在は大きかったですか。

そうですね。私は1人でやっていたら多分途中でやめていたと思います。ついこの間のゴールデンウィークにその仲間たちと3年ぶりくらいに5人くらいで集まったんです。その会はみんなが受かるまでやりましょうとリーダー役が言っていてそれは私的には忘れていたんですが、最終的には本当にみんな受かりました。良かったねという話になりました。

――そうですか。いい仲間に恵まれましたよね。その方々はもう中小企業診断士として活躍されているんでしょうか。

中小企業診断士として活動している方もいらっしゃいますが、割と企業内診断士が多いです。受かってから何年か活動して、他の仕事もあったり子育てがあったりして休止する方もいらっしゃいます。私より早く受かっている分、色々経験している方もいれば協会の中で活動している方もいらっしゃいます。

今後の展望

――試験の話はこれくらいにしておいて、今後の活動をお聞きしたいのですが。

未だこの先どういうふうにやっていくかは全く見えていないし、どういうところで自分を活かせるかもはっきりしていません。今は取材の学校に通って執筆を経験してみたいということでやっています。今の仕事でも輸出関係に携わっていたことが長いので、何か海外関係の仕事で経験を活かしながら活動できればと思っています。神奈川県の中小企業診断士の協会に入りました。周りの方におうかがいしながら興味のある分野があれば入ってつながりが持てればいいなと思っています。知っている方がいて、先に同じ県の協会に入られていたりとか、講師の方が研究会を主催していたりとかして、そういうところに興味があります。

――今後の目標としては企業内での活動かと思いますが、退職した後に活かすという考えはおありですか。

そうですね。もともとこの中小企業診断士を受けたきっかけは、いまの組織内でもうちょっと広い知識があれば他部署のこともわかるし経営に近いし、色々物事を考えられるのではないかと思ったからです。ただ、サラリーマンだったのに独立している先生とお会いしてみて会社に頼らずとも長く働いていける資格なのかなと思うところもあって、退職して会社員ではないから仕事がないという考えではなく、何か活かして貢献できることがあれば何かしてみたいと考えています。

自分より上の50代の方などは第二の人生を見据えている方もおられるし、人生100年時代とか、60代で退職して悠々自適にという時代でもないし、みなさん先を見据えてやっていらっしゃる方が非常に多いという印象を持っています。年齢が60歳なのかもしれないけど心持ちが若い方が多いですね。定年で終わらせたくないという方が多いと思うし。そういったところに身を置いておきたいというところもありますね。

受験生へのアドバイス

――これから受験される方にアドバイスをお願いします。

私は多年度で時間がかかっているのであまりお役に立つほどのアドバイスは言えないかもしれません。思った通りにうまく計画通りに進んで受かった方は素晴らしいと思います。ですが、自分のやり方でやる方もいいと思っており、うまくいかなくなった方は一旦立ち止まってもいいと思います。自分はこの資格を本当に取りたいのかなと振り返りながら、それでもやっぱり取りたいと思ったら、自分の心に従って最後まで諦めずに頑張っていただきたいです。




M.S

M.S 取材の匠メンバー、中小企業診断士
広島県出身、神奈川県在住。2022年度中小企業診断士試験合格。2023年中小企業診断士登録。自動車部品メーカーや家電メーカーなどを数社渡り歩き、現在は大手重工メーカーで自動車関連製品開発の管理職として勤務。東京都中小企業診断士協会中央支部所属。

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