【木内義貴さんインタビュー】『理系脳からのアプローチ』―エンジニアの中小企業診断士試験攻略!

【木内義貴さんインタビュー】『理系脳からのアプローチ』―エンジニアの中小企業診断士試験攻略!

【第3回 中小企業診断士を起点に可能性を広げていく】
過去の記事:第1回第2回

【木内義貴さんインタビュー】

理系出身のエンジニアながら難関資格である中小企業診断士資格に合格された木内義貴さん。製造業で平日の学習時間が1時間と制限される中、独学での1次試験突破など「自分に合う学習法」の確立が成功要因の一つではないでしょうか。仕事と直接結びつきにくいと思われる分野から試験へのチャレンジを検討されている方や学習方法に行き詰まりを感じる方はぜひご参考ください。

中小企業診断士試験合格によって広がる可能性を実感

――解答へのアプローチ」を意識した3回目の2次試験。結果発表の日はどうしていました?

合格発表を協会のHP上で見ました。書留が届いて知る方もいますが、その後の口述対策や合格後のつながりを考えると少しでも早い確認を重視しました。精神的な負担も重く気分的には嫌でしたが過去2回も毎回結果発表はHPで確認するようにしています。合格した3回目は自宅で一人テレワーク中だったのですが思わず「やったー!!」と声を出してしまいました。口述試験の合格発表日には妻が「合格おめでとう」と書かれたケーキを用意してくれており今までの苦労が報われ家族への感謝も含めて胸がいっぱいになりました。

――中小企業診断士資格を取得した後はどうされますか?

今いる会社は副業に関しては許可制になっていてさっそく許可はもらいました。体を壊さない程度にマイペースで。自分のペースで少しずつ副業をやっていきたいなと思っています。

――副業で進出してみたい分野などはありますか?

最終的には漠然とですがチュ小企業診断士の本来の姿である「経営者の方に寄り添える何か」ができればなと考えています。まだまだ遠い段階ではありますけど。他には「可能性を広く想定しておきたい」というのはあります。自分がこうなりたい!とふっと思い立つ可能性もあるので。そうした事態に備えて色々な業務に触れておきたいと思っています。

――資格を取得された後すぐに新規登録されていますね。県の協会にもすぐ入られている。

そうです。合格してすぐに登録しました。愛知県の診断士協会にも5月に入会しています。

――その診断士協会の中で機関誌を書かれていると記憶しているのですが?

きっかけは中小企業診断士試験合格の同期の紹介です。私はZIPナレーションスクールというところでナビゲーターの基礎訓練を受けていて。たまたま彼と同じところで習い事をしていた縁で紹介を受けたのですぐに「やってみよう」という感じで引き受けました。

――今後中小企業診断士が仕事のメインになる事は考えてないのでしょうか?

今私がもっている技術から考えると完全に非関連多角化技術なのですぐには仕事に結びつきません。正直シナジーはありません。でもシナジーというのは普段それほど考えないようにしています。当面は自分が興味をもっている分野を集中して「ガッ」ってやりたいと思います。

自身の経験を通して中小企業診断士を受験者する方へのメッセージを

――理系で中小企業診断士を目指している方もいると思うのですが、その方々に先輩診断士としてアドバイスすることなどはありますか?

技術的な仕事をやっているとなかなか全体的な部分に目を向けにくいかもしれません。私が全体的なところが見られるようになったことは中小企業診断士をとったおかげかなと。「広く知識を体系的に学ぶ」という意味と「自分の立ち位置を知る」という意味ではすごく良い資格ではないのかと思っています。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

――その時はやはり過去問と個別指導ですか?

私の場合はそうですね。「こうやれば良いというものは中々ないかな。」という認識でいます。(試験を通して)どうやって対応していくのかという柔軟性を養っていくのにもいいと思います。






住山 鉄治

住山 鉄治 取材の匠メンバー 中小企業診断士
愛知県出身。コンビニエンスストア本部のSV経験をもとに小規模小売店の組織運営・財務改善・マーケティング面からのサポートを得意とする。一方で医薬品登録販売者資格を有し薬局の店頭にて患者様のセルフメディケーション支援も行う。豊富な医薬品・健康食品知識をもとに累計5万人以上の患者様の不調を改善してきた。

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