【渡邉智子さんインタビュー】研究員からの資格取得―さらなる活躍の場へ向かって

【渡邉智子さんインタビュー】研究員からの資格取得―さらなる活躍の場へ向かって

【第3回 中小企業診断士資格を取得して】
過去の記事:第1回第2回

【渡邉智子さんインタビュー】

リケジョで中小企業診断士の渡邉智子さんに中小企業診断士の魅力をうかがいました。第3回では、中小企業診断士の資格をこれからどのように活かしていきたいのかうかがってみました。

資格取得後にやりたいことは

――資格取得前と後でイメージは変わりましたか

特に大きくイメージが変わったことはありません。中小企業診断士の資格は独占業務がないということで、かえって縛られずにどんなことでも業務とすることができると感じています。仕事を進めていくうえで、独占業務を持たないことをネガティブに捉える意見もあります。しかし、逆に興味があることについてなんでも仕事とすることができるので、そこに大きな可能性があると思っています。

――具体的にどんなことをやっていきたいと考えていますか

昔から海外の仕事をやっていきたいと思っていたので、中小企業が海外へ進出する際のお手伝いをしていきたいと考えています。調べてみると中小企業の海外展開支援に関する講座があったので、まずはそこで足りない知識を学ぶことから始めたいと思っています。また、もともと興味があった執筆の仕事も積極的にやっていきたいと考えています。特に得意としている英語を活かしながら、翻訳の技術と中小企業診断士の知識を掛け算で活用できるような執筆活動をやってみたいと思っています。

――現在企業内診断士ですが、今後中小企業診断士の仕事はどのようにやっていきたいと考えていますか

今後も、企業内診断士として副業の範囲内で、中小企業診断士の活動をやっていきたいと考えています。仕事と両立して資格取得できましたので、今まで勉強に充てていた時間を今度は中小企業診断士活動へ使っていきたいと考えています。また、仕事をしながら中小企業診断士の資格を取得できたことは、仕事をしながらでもやっていくことができるという点で自信になりました。

これから中小企業診断士の資格を目指す方へ

――中小企業診断士の資格を目指す人へひとことお願いします

中小企業診断士試験の勉強はとても面白いので、ぜひとも目指してほしいと思います。7科目と科目数が多く、はじめは大丈夫かと不安になることもあると思いますが、勉強を始めてみるとなんとかなります。情報が多く勉強方法は色々とあると思いますが、「基礎を中心に」勉強をし、基礎をしっかりと固めていき、自分のできる範囲内で「背伸びをしない勉強」を進めていくことで合格することができると思います。また、2次試験は、1次試験と比べるとかなり厄介な試験ですが、やってみると学ぶことが多く面白いと思います。多くのことを学ぶことができる、中小企業診断の資格をぜひとも目指してほしいと思います。




竹澤 和宏

竹澤 和宏 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1974年静岡県生まれ。大学院卒業後、アメリカ留学を経て地元静岡の企業へ入社。総務から海外進出と幅広い業務に従事。退社後、仲間と東南アジアへの小物輸出業を開始した。その後、中小企業診断士の資格を取得し中小企業診断士として独立。中国でのインターンシップに関わったことが中小企業診断士を目指すきっかけとなる。2021年5月に中小企業診断士登録、静岡県診断士協会所属。

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