【AKIさんインタビュー】会社経営しながら、高速、効率勉強! わずか1年で2次試験も突破の秘密

【AKIさんインタビュー】会社経営しながら、高速、効率勉強! わずか1年で2次試験も突破の秘密

【第1回 経営者が中小企業診断士を目指したきっかけ】

【AKIさんインタビュー】

2019年の12月から中小企業診断士の勉強を始めて、1年後の2020年の2次試験に合格したAKIさん。既に経営者でありながら中小企業診断士を目指したきっかけと、勉強を始めてわずか1年で合格した秘訣を3回のシリーズで紹介します。第1回目は中小企業診断士を目指したきっかけについて、うかがいました。

経営している会社を休業し、現在は中小企業診断士の活動に専念

――現在のお仕事を教えていただけますか。

医療機器のソフトウェア開発の会社を経営しておりますが、家庭の事情もあり事業が継続できなくなったため、現在は実質休業している状態です。現在は北関東のとある県の協会に入会しまして、家でできる仕事を中心に中小企業診断士の活動を行っています。子供も小さいので子育てをしながら中小企業診断士の仕事と家庭を両立している状況です。

――もう会社は廃業されたということですか? 従業員さんはどうされていますか?

会社については現在も登記上は継続していますが、受注はすべてお断わりしている状態です。取引先のメーカーさんにご協力いただき、従業員はそちらの方で全員採用していただきました。

ITの就業環境を変えたい

――なるほど、大変な状況ですね。現在は休業している会社ですがAKIさんが創業されたのですか?

そうです。もともと実家のラーメン屋を手伝っていたのですが、お客様の中にITの会社の役員がいて、その方に「IT業界は人材がいなくて困っているのでやってみない」とすすめられたのがきっかけで、地元のIT会社に入社しました。その会社で1年間ぐらいエンジニアをやった後に、独立して会社を設立しました。現在は創業してから13期目になります。

――すごいきっかけですね。しかし、そのITの会社に入ってそのままサラリーマンを継続せずに独立したのは何故ですか?

一番の理由はエンジニアの働く環境を変えたかったからですね。実際に入社してエンジニアを体験して気づいたのですが、私が20代位の時はエンジニアの給料って異様に安かったのです。一番ばりばり働ける年代なのに、給料が安い、という状況を無くせないかな?というのもあって起業しました。若いうちにたくさん稼げるような会社を目指しました。

経営課題解決のために、中小企業診断士を受験決意

――なるほど、素晴らしい思いを実現しようとしたのですね。そんな中、実際に会社を経営してみて実感したことはありますか?

基本的には従業員に平均年収でだいたい700万円ぐらい出せるような仕事を選んでいたのですが、それをやっているとどうしても会社を拡大していくのが難しいと感じました。また社員も年々歳をとってきて、今のままではこの会社を継続するのは厳しい状況でした。そこで経営について改めて勉強する必要があると感じるようになり、拡大するためのノウハウを学びたいと考えました。

――経営について勉強する必要性を感じたということですね。

はい。その経営を学ぶ手段として、中小企業診断士の勉強を開始しました。

今井 真治

今井 真治 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1970年生まれ。埼玉県さいたま市出身で現在も埼玉県在住。慶応義塾大学文学部卒業後、大手コンビニエンスチェーンの本部に1995年入社。店舗勤務、店舗支援業務、商品担当等を経て10年前に関連のサービス部門の会社に転籍。現在は経理、経営企画、総務関連の業務を担当。2019年に中小企業診断士に合格し2020年に東京協会城北支部に登録。現在は企業内診断士として研究会や勉強会などを中心に活動中。

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