【美宅光さんインタビュー】顧客の最適解追求のため、中小企業診断士資格を取得!

【美宅光さんインタビュー】顧客の最適解追求のため、中小企業診断士資格を取得!

【第1回 転職を機に中小企業診断士を目指す】

【美宅光さんインタビュー】

4年という長い受験期間を経て、悲願の合格を成し遂げた美宅さん。
仕事も多忙であり、かつ、2児の父という役割も担いながら、どのように合格を成し遂げたのか。
第1回は現在のお仕事と就業のきっかけをお尋ねしました。

クライアントの要望にITで応える

――今、お忙しいですか。

そうですね。IT系のコンサルティング会社に勤めておりまして。プロジェクトがコロコロ変わりますし、今はその変わり目で、クライアントのキャッチアップにいそしんでいるところです。

――IT系のコンサルティングというと、クライアントにシステムを提案するという認識であっていますか。

はい。まずはクライアントの要望があって、それをシステムで具現化していくとこうなるというところを提案していくイメージですね。

――今ですと、どういうシステムをご提案されることが多いですか。クライアントの要望に傾向はありますか。

業界の傾向としては、やはりDX(デジタルトランスフォーメーション)ですね。今の業務をデジタルの力でガラッと変えたいという要望が多いです。クライアントの業務も、組織の中で似たような部分が点々と存在していて。実は同じことをしているんだけれども、見える化・共通化できていなかったり。それを形式知化して、どこが共通していて、どこが独自なのかを整理する。そのうえで、標準化するとしたら最終的にどういう機能が必要で、システムにあてはめるとどうなるか。直近で携わっているプロジェクトはそういうものですね。

最適解追求のための転職

――もともとシステムエンジニア(以下SE)として働かれていて、ITコンサルティングの会社に転職されていますね。きっかけを教えてください。

もともと最初の会社に入社した動機は、ものを作るのが好きというか、システム開発に携わることで世の中に影響を与えていきたいと思ったからです。ただ、SEですと示されたものを作るということが多くて。クライアントが1年間しか使わないシステムのプロジェクトに携わったときに、これがクライアントの最適解なんだろうかと疑問に感じたんです。もっと上流の工程に携わっていかないと最適解の追求はできないと考えて、ITコンサルティングの会社に転職しました。

――ITということは共通していますね。ものづくりにしても有形と無形がありますが、無形の方を選択されたのですね。

小学生の頃にWindows95が出てきて、個人宅にパソコンが置かれる時代になって。親がそういうものが好きで買ってきたんです。それをいじくっているうちに衝撃を受けて。今までは仕事のために使うようなものだったのに、コンピューターの中でゲームができたり、音楽が流れたり…。あと、中学生の頃にインターネットの海に入ったことも衝撃的でした。その頃の体験が、今の道を形作っていったと言えると思います。

――転職が2018年で、中小企業診断士試験の受験を開始されたのも2018年ですね。

ITコンサルティングの会社に転職するタイミングで、経営に携われるような資格を取得したいという思いがありました。その思いを軸に探したところ、中小企業診断士という資格を知って、目指すことにしました。


佐藤 太一

佐藤 太一 取材の匠メンバー、中小企業診断士
千葉県出身・東京都在住。大学卒業後メーカーに勤務するも、より汎用性の高い知識を習得したいという思いから退社し、税理士の道を志す。2012年税理士試験合格。その後、会計事務所にて法人申告業務に従事しながら、経営者に対し税務会計以外のアプローチがしたいと考え、中小企業診断士の資格を取得する。2018年12月登録。趣味は読書と映画鑑賞。

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