【狩野詔子さんインタビュー】 パラレルワーカーとして「儲かる中小企業サポーター」への華麗なる転身

【狩野詔子さんインタビュー】 パラレルワーカーとして「儲かる中小企業サポーター」への華麗なる転身

【第2回 受験生仲間や先輩診断士に助けられた合格】
過去の記事:第1回

【狩野詔子さんインタビュー】

2018年5月に中小企業診断士登録。大阪にある大型テーマパークのインダストリアル・エンジニアとして,世界中からパークを訪れるゲストのため,日々改善活動に奔走する女性企業内診断士にお話を伺いました。

きっかけは,同僚たちの優秀さへのライバル心から

――なぜ中小企業診断士資格を取得されようと考えられたのですか?

これまでの職歴で培ってきたキャリアや知見が,診断士資格の取得に役立つと考えたことがきっかけです。

わたくしの周りには勉強熱心な方々が多く,海外営業として働いていた時期には,タイ法人で働く25歳の女性が,タイ国内で最も優秀なチュラロンコン大学のMBAコースに合格し,働きながら修士取得を目指す姿を見て,「自分も将来を考えたときには,このままでは生き残っていけないぞ」という危機感を感じていました。その危機感は年々が高まっていき,資格取得に取り組むことを決意しました。

戦略を決定したらあとは勢いをもって実行あるのみ

――受験生時代のお話をお聞かせください。

診断士試験の学習と並行して,観光業について学ぶため,大学での社会人講座への通学も始めてしまっていましたので,勉強時間がなかなか確保できず,平日2時間,休日3時間ほどしか勉強できておりませんでした。家族には非常に負担をかけていたと思います。

――2次試験対策はどのように進められましたか?

2次試験対策ほぼ独学でしたので,とにかくモチベーションの維持が大変でした。そのころ大阪で開催されているタキプロ勉強会のことを知りました。
タキプロ勉強会で先輩や受験生仲間と交流することで,モチベーション向上と知識の補充に努めました。そのおかげで,二次試験はオールAで合格することができました。周囲の皆さんに助けられての合格であったと感謝しています。

周りを巻き込む実行力は,台風の目のような存在

――合格してからもインプットは続けていますか?

もちろんです。隙間時間を利用した読書がメインです。少ないときで月4~5冊程度は読むようにしています。月刊企業診断などの雑誌や,新刊のビジネス書を手に取ることが多いです。おかげで自宅の書棚は本であふれてしまっています。

しかし,インプットとして有益だと感じるのは,本よりも一緒に活動する周りの人たちからの情報です。社内はもちろんのこと,診断協会の活動へ参加することで急激に人脈が広がるにつれ,インプットの量も質もアップしました。


おかげで,中小企業診断士合格1年目から観光とサービス業の経営改善をテーマにした研究会を立ち上げさせていただきました。協会のイベントで知り合ったメンバーのサポートがあってこそ実現したことですね。

山本 哲也
取材の匠メンバー,中小企業診断士
日本でいち早くフランチャイズチェーンシステムを取り入れ普及させたフランチャイザーに1989年から勤務,現在に至る。主に清掃衛生管理グループに所属し,清掃スタッフを皮切りに,全国のフランチャイズ店の育成・指導,事業計画の策定,新規事業開発,法人営業など一通り経験してきた。趣味は,ゴルフ,釣り,キャンプ,ランニング,サイクリング,温泉,飲み歩き。とにかくじっとしていられない性格。

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