【H.S.さん インタビュー】養成課程で出会った仲間が何よりの財産

【H.S.さん インタビュー】養成課程で出会った仲間が何よりの財産

【第2回 甘く見ていた養成課程の入学試験。失敗から学び、志望校に合格】
過去の記事:第1回

【H.S.さん インタビュー】

やっとの思いで1次試験合格を手に入れたH.S.さん。そこからなぜ養成課程に進まれたのでしょうか。第2回は養成課程を検討された理由から、実際に養成課程に入学されるまでの奮闘をうかがいました。

養成課程という選択肢

――養成課程を選ばれた理由は何だったのですか?

実は1次試験の段階から養成過程を検討していました。1次試験合格までに相当時間を費やしたという認識があって、2次試験も「2回で合格できるだろうか」という不安がありました。一方で、養成過程は費用が相当かかりますが、それ以上に得られるものがあるのではないか、とも思っていたんです。「せっかくならば、養成課程に進んで、コンサルティングや中小企業経営の幅広い知識を学んだ方がいいんじゃないかな」って。

――不安と期待があったのですね。養成課程についてはどのように調べたのですか

インターネットで情報収集していました。個人的には養成課程って“会社に勤めながら通える養成課程”と“会社に勤めながらではちょっと厳しい養成課程”に分かれてくると思うんですよね。さらに“会社に勤めながら通える養成課程”には1年間のコースと2年間のコースがあって、私はそれぞれについても調べていました。

――なるほど。その中で志望校はどのようにして決めていったのですか?

はっきり言うと、何も考えていませんでした。養成課程の受講料は、200万円前後からそれ以上かかるということもあり、「これだけお金がかかるのだから、受験さえすれば合格するだろう」と思っていたんですよ。

甘い気持ちでは合格できない

――費用がかかる話なので、受験者数も少ないだろう」と。

そこがすごく甘かったと思っています。最初は受講料が比較的安かった大学の養成課程を受験したのですが、その時は事前説明会にも参加していませんでした。それでいざ受験しに行くと、試験会場に合格枠の何倍もの受験者がいて、その人数に圧倒されました。

――1次試験の時に続いて、またしても衝撃的でしたね。

その時点で「これは自分が甘かった」と認識させられたんですよね。「とりあえず受ければいいんじゃない?」なんて、甘い気持ちで受験したのが本当に苦い思い出です。もちろん結果は不合格でした。

足を運び、熱意を伝える

――そこから今度はどのように志望校を決めていったのですか?

1校目で雷に打たれたようでしたからね。2校目以降は「今度はしっかりと候補先と向き合わないといけないな」と思ったんですよね。それで、そのあと検討した3校に関してはすべて説明会に参加しました。なかには遠隔地の大学もありましたが、「説明会に足を運ばなければ熱意が伝わらないのではないか」と思い、遠隔地であっても積極的に説明会に参加するようにしていました。そこから、養成課程に進んだらどういうことをするのかというイメージを沸かせていきました。

――最終的にはどこを志望されたのですか?

説明会に参加した印象で、最終的に志望校を東洋大学ともう1校に絞りました。2校とも当時の試験形式は、個人面接やグループディスカッションなどで似通っていました。

――それで、結果はどうだったのでしょうか?

幸いにも私は両校から合格をいただきました。そして、考えた結果、私は東洋大学の養成課程に進学することに決めました。

――きっと事前説明会に参加されたことで熱意が伝わったのでしょうね。ところで、東洋大学を選ばれた決め手は何だったのですか?

中小企業診断士登録養成コースの面倒を見てくださっている教授の人柄や、アットホームな雰囲気があったところです。それに加え、自宅から電車1本で行けて、校舎が綺麗で新しい。そういった理由で選びました。



飯高 麻由子

飯高 麻由子 取材の匠メンバー、中小企業診断士
福島県出身・福島県在住。2022年中小企業診断士登録。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。大学卒業後、金融機関に勤務。現職では事業承継や遺産整理といった相続関連業務に従事し、中小企業診断士と1級ファイナンシャル・プランニング技能士両方の知識をフル活用中。趣味は旅行、ドライブ、Twitter。

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