【竹澤和宏さんインタビュー】学生時代の夢を叶えるために

【竹澤和宏さんインタビュー】学生時代の夢を叶えるために

【第2回 養成課程で得た学びと出会い】
過去の記事:第1回

【竹澤和宏さんインタビュー】

中小企業診断士養成課程(以下、養成課程)を経て、独立診断士として活動されている竹澤さん。第2回は、養成課程で学んだことや養成課程の魅力についてお話をうかがいました。

養成課程での学び

――前回、入試の時に希望していた研究は結局できなかったとお聞きしました。実際はどのような研究をされていたのでしょうか。

実は、フィリピンで医療ボランティアをするNPO法人の事務局をやっていまして。そのNPO法人を立ち上げた後、軌道に乗せることができませんでした。寄付を募って資金を調達していましたが、それがうまくいかなかったんです。そこで、寄付のしくみを再構築し、どうすれば寄付が集まるか、ということを研究していました。

――養成課程で学んできたなかで印象に残っていることを教えてください。

経営学にプラスしてコーチングを学べたことが印象に残っています。コーチングを学んだおかげで、いろんな方のお話をうかがう時、特に今は社長さんのお話をうかがうことが多いのですが、その時にどうやって話していったらいいのか、相手がどういうことを求めているのか、というところを考える癖がつきました。これが今役に立っていると感じます。

――中小企業診断士と同時期にITコーディネータも取得されていますよね。養成課程に通っている間に勉強されたのでしょうか。

養成課程のなかで、ITコーディネータを目指す講座がありました。その講座を受講して、その後試験に合格しました。

――その講座は必修ではないとのことですが、それでもITコーディネータを目指そうと思ったのはなぜですか。

今までITにあまり携わってこなかったので、学んでみたいという思いがありました。今後ITの知識が必要になってくるとわかっていましたし、中小企業診断士の資格と親和性が高いというのを講座のカリキュラムを見て感じたのも目指した理由です。私はまだ直接ITの仕事につなげることはできていませんが、同期には中小企業診断士とITコーディネータのシナジーを活かして、DX関係の仕事をしている人も何人かいます。

かけがえのない仲間との出会い

――竹澤さんが思う養成課程の魅力はなんでしょうか。

一番魅力的なのはやはり、さまざまなバックグラウンドを持つ方々と一緒に学べることだと感じています。同期には、仕事を引退された60代以上の方から、若い方だと20代後半まで、本当に幅広い人たちがいました。会社のなかであれば上司に当たるような方、気軽に話しかけられない偉い立場の方もいましたが、同じ学生ということで、その垣根を越えて議論ができたのはとても良い経験だったと思っています。

――同期の方とは今でもつながりはありますか。

そうですね、今でもちょこちょこ会っています。同期全体でも年に1回は集まることになっていますね。

――一緒にお仕事されることもあるのでしょうか。

一緒に仕事をすることも何度かありましたが、それよりも、相談したいことがあって連絡を取るというのが今は多いです。同じ仕事をしているので、良き相談相手になってくれています。




小林 真実

小林 真実 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1992年生まれ。長野県在住。大学院卒業後、建材メーカに入社し商品開発業務に従事。2022年度中小企業診断士試験合格、2023年5月登録。診断士合格を機に、経営コンサルタントへ転身。

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