【三宅平太さんインタビュー】診断士資格は転職のパスポート!公務員からコンサルへの挑戦

【三宅平太さんインタビュー】診断士資格は転職のパスポート!公務員からコンサルへの挑戦

【第1回 イマを変えたい、その想いが原動力】

【三宅平太さんインタビュー】

公務員の経験を経て、現在は民間のコンサルティング会社で活躍されている三宅平太さん。転職の足がかりとして中小企業診断士に挑戦し、見事合格と転職を果たしています。第1回は、現在の仕事と中小企業診断士を目指したきっかけについてうかがいました。

町役場で感じた限界点

――現在のお仕事を教えてください。

今の仕事は、2022年6月から自治体向けの商品・サービスを展開する企業に対して、コンサルティングの営業をしています。具体的には、自治体向けの支援サービスを、自治体にのみ流通している雑誌の中で他の自治体に紹介する仕事です。前職では、町役場で公務員として6年勤務していました。主に、健康増進啓発、コミュニティバス導入、米軍基地対応や議会運営を担当していました。

――2022年6月に今の会社に転職されていますが、一番のきっかけは何でしょうか。

より広い世界を見たいと思ったからです。役所の仕事自体は好きでした。ただ、定年まで同じ地域しか見られないことに少しずつ限界を感じていて、転職すれば違う世界がみえるはずというのが大きかったです。役所の中でも民間企業と接する機会があるときに、民間企業は違う考えを持っているなと感ずる部分がありました。役所に入庁したのは地域を良くしたいという想いがあったからなのですが、民間企業の考え方やマインドを知らずに役所に居続けても地域における自分の取り組みに限界があるのだろうなと思い役所以外の仕事に就く選択をしました。

このままではマズイ、現状を打破するために中小企業診断士試験に挑戦

――中小企業診断士の資格を目指したきっかけを教えてください。

妻の家業が建設業をやっているので、中小企業診断士としてサポートができそうだと感じたことがきっかけの一つです。中小企業は悩み事が多岐に渡るので、知識に基づいたアドバイスができると思いました。また、今後のキャリアを見据えた時に地域の課題解決に役立つ力が得られることも魅力的に映りましたし、役所から転職するための足がかりになればとも思っていました。役所の職務経歴だけでは転職は難しいと感じていて、このままではいけないと奮起して資格勉強を始めました。

――転職活動と中小企業診断士の勉強の両立について職場の反響はありましたでしょうか。

当時いた役所が職員の転職活動が珍しい組織でした。資格を取ることは転職を含めて何か考えているなとなる雰囲気があって、その状況下では職場に受験することを隠してやるしかなかったです。

――勉強を開始してから仕事への影響はありましたでしょうか。

勉強時間の確保のために定時上がりを意識しすぎたため、仕事の質が落ちたと感じていました。他の方から指摘は受けていなかったのですが、上司を巻き込んだミスが少し増えていたことがあります。勉強していることを公言していなかったので、職場に対して心の中ですいませんという気持ちでした。




鈴木 好之

鈴木 好之 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1978年生まれ。東京都台東区在住。大学卒業後、情報通信の会社に入社し、CATVやISPの営業を経験し、現在は管理部門に従事。2021年12月中小企業診断士登録。東京都中小企業診断士協会 城北支部所属。2022年に育休取得し二児の育児にも奮闘中。

拓け!中小企業診断士の扉~受験奮闘編~カテゴリの最新記事