【清野裕樹さんインタビュー】挑戦と成長の軌跡 ~中小企業診断士を目指し、支援へとつなげる道

【清野裕樹さんインタビュー】挑戦と成長の軌跡 ~中小企業診断士を目指し、支援へとつなげる道

【第1回 なぜ中小企業診断士を目指し、どう乗り越えたのか】

中小企業診断士という資格は、多くのビジネスパーソンにとって魅力的な目標だ。だが、その道のりは決して平坦ではない。養成課程を修了して、中小企業診断士になるまでの道のりや、資格取得後の活動とはどういうものなのだろうか。

仕事をしながら養成課程に通い中小企業診断士の資格を取得し、現在も精力的に活動されている清野裕樹氏に、その経験を詳しく伺った。第1回は、中小企業診断士を目指したきっかけや養成課程を選んだ理由と学習方法に迫る。

経営者の視点を求めて ~中小企業診断士を目指したきっかけ

清野氏が中小企業診断士を目指すきっかけとなったのは、現在の総合人材サービス会社での仕事で必要になったからだという。もともとは外部労働力の調達を担当していたが、役割が変わり、グループ会社全体の総合営業として役員や経営者と相対する立場になった。その時、「経営者の課題がわからない」と感じ、経営の勉強をする必要が出てきたことが直接的な動機だった。上司からも診断士資格の取得をすすめられたという。

試験か養成課程か ~迷いと決断の過程

清野氏の中小企業診断士受験歴は、1次試験1回、2次試験1回、その後、養成課程に切り替えた。2次試験で不合格になった直後は、悔しさからもう1年勉強すれば受かると思っていたため、養成課程に進むつもりはなかった。だが、先輩の中小企業診断士に相談したところ、「2次試験は難しい。合格レベルに達していたとしても当日のコンディションとか、何が起こるかわからないので必ず受かるとは限らない。養成課程のチャンスがあるのならそちらに行った方がよい」とすすめられ、決心したという。

限られた時間での学習戦略 ~診断士試験への挑戦

合格するまでの勉強方法について尋ねると、まず時間の確保に努めたという。具体的には、平日3~4時間、土日にそれぞれ8時間くらい勉強時間を確保した。当初はWEBやSNSで情報収集し独学で学習しようとしたが、勉強のリズムを作るには通学がよいと思い、1次試験に向けて資格学校に通うことにしたそうだ。学校の勉強を主軸とし、その他の学習教材を補完的に使用した。

勉強方法で工夫した点としては、家では勉強できない性格だと考え、家と会社の間にある喫茶店などを利用し、勉強し終わるまで帰らないといったノルマを自分に課した。休日も、1ヶ所に滞在すると集中力が続かないため、環境を変えながら勉強を続けたという。

不得意科目をどう克服したか ~試験科目別の取り組み

1次試験の得意科目と不得意科目を聞いてみると、不得意科目の方を良く覚えているとのこと。特に苦戦したのは経営情報システムと財務・会計だったそうだ。学生時代に簿記の資格は取得したものの、財務・会計は不得意だった。得意科目は企業経営理論、経営法務、経済学・経済政策だったという。

不得意科目の克服方法として、経営情報システムは学校のテキスト以外に、市販の教材やインターネットのわかりやすくまとめたサイトを活用した。一方、財務・会計は克服できずに苦戦したと正直に語っている。そのため、現在も簿記2級の勉強をして、さらに高みを目指している。

養成課程の門をたたいた日 ~期待と不安の狭間で

養成課程を受けに行った時の心境も教えてくれた。受ける前までは申し込めば合格できるくらいの気持ちだったそうだが、受けに来ている受験者が思いのほか多く、かなりの競争率になっていると感じた。さらに来ていた受験者がしっかり勉強して臨んでいる雰囲気を肌で感じた。そのような状況においても、「開き直って受験した結果、受かって良かった」と冷静だった当時を振り返った。

自身の性格をポジティブ、学習欲、責任感、戦略性と分析する清野氏。試験への取り組み方や、不得意科目への向き合い方にも、こうした性格が表れているのかもしれない。








大家 正嗣

大家 正嗣 取材の匠メンバー、中小企業診断士
大阪府出身。現在、神奈川県横浜市在住。東京工業大学(現・東京科学大学)工学部を卒業後、大手航空会社に入社。IT部門においてシステムの企画・開発のほか、マーケティング部門では需要予測、データ分析に携わる。2024年7月に中小企業診断士として登録し、東京都中小企業診断士協会城南支部に所属。趣味はゴルフとランニング。

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