【鳥巣智嗣さんインタビュー】 暑苦しい診断士・予備校講師が伝える成功の秘訣

【鳥巣智嗣さんインタビュー】 暑苦しい診断士・予備校講師が伝える成功の秘訣

【第3回 気持ちが大事 ~楽しんでやる~】
過去の記事:第1回第2回

【鳥巣智嗣さんインタビュー】

独立中小企業診断士として独立間もない診断士へ,資格取得支援予備校の講師として受験生へ,それぞれのエールを伺いました。そこには,共通の項目が…。

キャラクター設定を考える

――独立先輩診断士として独立間もない方へアドバイスを頂けますか。

とにかく人と会うこと。でも,ただ会うだけではダメです。コンサルはサービス業で無形性なので,お客さんは,初めからコンサルタントの実力を知ることは難しいです。その中で契約にこぎつけるのは人柄で,人物を売っていくことが大事だと思っています。そのため,キャラクター設定を考えるべきです。私は,「暑苦しい」を意識して発信しています。

――どのようにキャラクターを発信されていますか。

具体的には,ガンダムが大好きなことをホームページで発信し,面談のブレストの際にも伝えています。そうするとちょっと親近感がわき,「この人面白いな」と思ってもらえます。

また,とにかく新しいものが好きで,プレステVRや360 度カメラを購入して,感想を伝えています。新しいもの好きは挑戦意欲があるという捉え方をされます。その結果,専門ではないですが,IT導入の話なども実際に来ました。

仕事は楽しんでやるべきで,常に楽しいと言い続けています。楽しんで仕事をやっている人に仕事は来ると思います。

強い想いは絶対叶う

――受験生に伝えていることは何ですか。

自分も恩師に言われていたことで,「合格=ゴールではない,スタートだ。」と。スタートというのは診断士として何を成し遂げたいかを描けることで,それがないとモチベーションがなかなか上がりません。診断士になると会社員では会えない人脈が広がっていくことなども伝えています。

また,楽しくないと続かないので,経営法務の難しい法令も「楽しい楽しいと言い続けろ」と言っています(笑)。

――最後に,受験生にメッセージをください。

気持ちが大事で,最後まで諦めずにやること。強い想いは絶対叶う,強い想いがないと叶わないと思っています。実際,活躍している診断士は熱い人が多いです。自分の気持ちを人に伝えらえる人じゃないと周りが協力してくれません。あの人と話していると楽しいとか,一緒に仕事していると楽しいっていうのが一番だと思います。

診断士の実力はやっていれば身について行き,経験を積めばそれなりにはなります。

ただ,それよりはこの人と仕事していて楽しいな,いい影響を受けるな,ということが大事だと思っています。

佐藤 俊一

佐藤 俊一 取材の匠メンバー,中小企業診断士/事業承継士

1983年生まれ 愛知県出身。京都大学大学院 工学研究科都市環境工学卒業後,総合商社で新規事業開発/海外進出/M&A/関連会社管理等に従事。インドでの駐在経験あり。

2018年中小企業診断士登録,2019年事業承継士登録。「お客様と伴走し共に汗をかく」をモットーに,Lead & Leap ~大きな飛躍への案内人~として日々奮闘中。

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