【第3回 プロとして活躍するための３つの秘訣】
過去の記事：第1回、第2回
悩んで立ち止まっても，本気で自分と向き合うことで，それは成長へのチャンスに姿を変えます。最終回では，成長からさらに羽ばたき，活躍する中小企業診断士になるための大事な要素をお伺いしました。
ここが違う！活躍する中小企業診断士のもつ要素
――活躍している中小企業診断士の共通点について教えてください。
あくまでも私の感想ですが，１つ目は，目的を意識して行動していること。自分の会社をこんなふうにしたいとか，こうやって社会に貢献したいとか，こんなふうに仕事をしていたいという目的・ビジョンをしっかり持っている。ライフビジョンでもいいんです。こうした目的を意識して行動する人は，活躍しているような気がします。
２つ目は，相手を尊重した振る舞いをしていること。優れた経営者やビジネスパーソンほど，自分の活躍が周りの支えあってこそだと，わかっていらっしゃるから，どんな人に対しても謙虚で丁寧な振る舞いをされているな，って思うんですよね。
３つ目は，返事やリアクションが早いこと。メールの返事が早い人は，仕事もできる人が多いと感じます。３つ目は，あらゆるビジネスパーソンに共通のものだと思いますが，独立してプロとして活躍し続けている人は，特に最初の２つが共通しているかな，と思っています。
さあ見つけようーあなたが楽しく歩む道
――中小企業診断士と関わる中での，姫野さんの今後の目標を教えてください。
講師やエグゼクティブコーチとして多くの診断士と関わらせていただく中で，新たな気づきのお手伝いなど，微力ながら貢献させていただいているかな，とも思うので，これからも多くの方が活躍するサポートをできたらいいな，と思います。活躍する診断士の仲間がどんどん増えれば，この資格の魅力ももっと高まっていきますし。
――これから活躍していく中小企業診断士へ，応援メッセージをお願いします。
資格の活かし方はさまざまで，求められ方もさまざまですが，まずは自分が好きなこと，得意なことを追求しながら，持続的に貢献できる道を探ってほしいなと思います。診断士の多く集まる研究会やコミュニティもたくさん刺激を与えてくれますので，興味を持ったらまずは参加してみるのもおススメです。自分の意外な強みの発見につながることがあるかもしれません。そこでいろんな仲間を見つけながら，この中小企業診断士の“テーマパーク”をめぐっていくと，もっと人生が楽しくなるんじゃないかな，と思います。
辻村 藍 取材の匠メンバー，中小企業診断士
早稲田大学政治経済学部卒業後，地方自治体において税務や労働分野の業務を経験。現在は，政策研究や法務に関する業務に従事している。2017年中小企業診断士登録。
