【AKIさんインタビュー】会社経営しながら、高速、効率勉強! わずか1年で2次試験も突破の秘密

【AKIさんインタビュー】会社経営しながら、高速、効率勉強! わずか1年で2次試験も突破の秘密

【第2回 最小限の時間で最大効果を出した受験勉強】
過去の記事:第1回

【AKIさんインタビュー】

2019年の12月から中小企業診断士の勉強を始めて、1年後の2020年の2次試験に合格したAKIさん。既に経営者でありながら中小企業診断士を目指したきっかけと勉強を始めてわずか1年で合格した秘訣を3回のシリーズで紹介します。第2回目は時間の制約がある中での受験勉強の手法についてうかがいました。

勉強を始めて1年で2次試験も合格

――受験勉強はいつからはじめました?

2019年から2020年にかけての年末年始の正月休みぐらいから勉強を始めました。2020年の1次試験、2次試験に合格して2021年に中小企業診断士の登録をしました。

――勉強開始して1年もたたずに2次試験まで合格ですか! すごいですね!

いや、ネットを確認すると自分よりも短い勉強期間で合格している人も結構いらっしゃるので、自分もその方法を参考にしながらに試験対策の勉強をしました。

過去問でできないところだけ重点的に解いた1次試験対策

――実際にどの様な勉強方法だったのですか?

近くで通学できるような受験校などがないため、まずは通信教育から開始しました。しかし実際に通信教育のテキストや動画も膨大な量であったため、ちょっとこれはやりきれないな、と感じました。そのため1次試験対策については最初から動画を見ずに、過去問だけを回してわからない部分だけ動画を見る方法で、可能な限り時間を掛けないよう工夫しながらやりました。

――会社を経営していたことから試験勉強でメリットはありましたか?

企業経営理論はやはり取り組みやすかったです。あともともと経済学はくわしかったのであまり勉強は苦にならなかったです。きついと思ったのは経営法務ですね。

――ITの社長ということは「経営情報システム」はかなりアドバンテージが高かったのでは?

実は免除できる資格を持っていたため、そこに時間を費やすのがもったいないと考え、試験免除をさせていただきました。

高速で120回事例を解いた2次試験対策

――なるほど、時間をできるだけ効率的に使うことを目的に取り組んだのがわかります。2次試験対策はどうされましたか?

「ふぞろいな合格答案」を使って過去問を中心に取り組みました。通信教育でもオリジナル問題は用意されていますが、解答を見た時に違和感をもったため、時間どおりに書き切るための時間計測に活用する形で使いました。

――どのくらい解きましたか。

頑張って1日に2~3事例を解きました。過去問については同じ問題を何度も解いたのも含みますが、累計で120事例ほどやりました。

――すごいですね! この短い期間でどうやって時間を捻出したのですか。

解答を固めるプロセスを作れるようになるまでは、手書きではなくパソコンで入力するような解き方をして、時間を削減していました。120事例のうち7割くらいはその方法で解いています。
解答が安定してきてから、30~40事例は手で書く練習をしました。

今井 真治


今井 真治 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1970年生まれ。埼玉県さいたま市出身で現在も埼玉県在住。慶応義塾大学文学部卒業後、大手コンビニエンスチェーンの本部に1995年入社。店舗勤務、店舗支援業務、商品担当等を経て10年前に関連のサービス部門の会社に転籍。現在は経理、経営企画、総務関連の業務を担当。2019年に中小企業診断士に合格し2020年に東京協会城北支部に登録。現在は企業内診断士として研究会や勉強会などを中心に活動中。

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