【南 肇之さんインタビュー】 企業内診断士の挑戦~会社を辞めずにどこまでできるか~

【南 肇之さんインタビュー】 企業内診断士の挑戦~会社を辞めずにどこまでできるか~

【第2回 診断士活動で広がる世界】
過去の記事:第1回

2018年に中小企業診断士登録。大手流通小売業に勤務しながら,中小企業診断士としても活躍する南肇之さん。2回目は中小企業診断士を志した理由や,資格を取って変わったことなどをお聞きしました。

【南 肇之さんインタビュー】

会社の看板から離れて活動するには

―2017年に中小企業診断士試験にストレート合格されました。診断士資格を取ろうと思ったきっかけは何ですか?

名刺代わりになる資格が欲しいと思っていました。また会社を離れて何ができるのか,漠然とした不安を感じていました。そんなとき中小企業診断士のことを知り,勉強を始めました。

―診断士資格を取って変わったことはありますか?

人をどう動かしていくかなど,企業人として培ってきた能力を適用できる場が広がりましたね。会社の看板を離れて活動しているときも,自分の能力を活かせていると感じます。満足度が上がりました。

人と人のつながりで世界が広がっていく

―京都の協会では研究会を新たに立ち上げ,受験生支援団体でもリーダーをされていたとか。様々な場で中心となって活躍されています。頼られる兄貴的存在でしょうか?

兄貴というわけではないのですが(苦笑),頼られたら応えたいと思うし,頼ってもらえたら嬉しいじゃないですか。

京都府中小企業診断協会では,「楽集会」という研究会を立ち上げました。中小企業診断士登録直後は何をやれば良いか迷っている新米診断士が多いのではということで,同期入会のメンバーで設立し,毎月勉強会を中心とした相互研鑽を行っています。また,受験生支援団体の「タキプロ関西」では2018年にリーダーを務め,セミナー等を主催しました。

様々な活動をすることで,人とのつながりが増えましたね。同時期に「取材の学校」にも参加しました。そこでも人のつながりが広がったことが財産です。

―人のつながりが広がったことでどう変わりましたか?

自分から売り込んでいるわけではないのですが,様々な案件のお声掛けをいただき,活動の範囲が広がりました。ですから,一度やると決めた活動は参加し続けるようにしています。参加頻度が増えれば親密度も上がり,仕事をご紹介いただく機会も増えます。がつがつ仕事を取りに行く,というよりは,頼まれた役割をきっちり果たすことで次の仕事につながっていくと思います。

筆者近影

佐藤 智美 取材の匠メンバー,中小企業診断士
大手共済事業団体で経営理念の策定や新店舗立ち上げ、チラシ、雑誌等紙媒体を中心とする広告宣伝等に取り組んできた。また顧客向けセミナーも多数企画し、集客力には定評がある。
趣味は投資。2019年秋社会保険労務士登録予定、ファイナンシャルプランナー。

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