【野原悟さんインタビュー】10年かけて手に入れた合格。常に誰かを支える中小企業診断士になりたい。

【野原悟さんインタビュー】10年かけて手に入れた合格。常に誰かを支える中小企業診断士になりたい。

【第3回】野原さんが目指す診断士像
過去の記事:第1回第2回

【野原悟さんインタビュー】

あきらめず挑戦を続け、念願の中小企業診断士資格を取得した野原さん。多くの経験を通じて、今後どのような中小企業診断士を目指しているのか。その思いを語っていただきました。

受験生を応援したい

――もし、受験時代初年度の自分自身に今からアドバイスできるとしたら、どんなことを伝えますか。

集中して勉強し、10年もかけるなよ、と(笑)。もっと早く合格しておけばその分早く次のステップに行けるので、さぼらず集中しろと伝えたいですね。でも、逆に言うと10年かければ合格できるので、「あきらめるなよ」とも言いたいですね。あきらめずに勉強を続けてきたことで、合格することができたので、そこは強く伝えたいですね。

――合格して約1年が経ちますが、どういった活動をされていますか。

合格後は、受験生応援団体のタキプロに所属して活動していました。自分が10年かけて苦労した分、受験生に貢献したい、還元したいという思いが強いですね。タキプロメンバーとして、ブログやYouTubeなどで情報発信をしていました。

――中小企業診断士としての初めての活動が受験生応援ですね。タキプロに入って良かったことはありましたか。

圧倒的に人脈ですね。タキプロの活動を通じて、人脈が爆発的に拡大しました。タキプロは同期となる13期だけでも、200人と大所帯の組織ですが、特に積極的に活動している人たちとは強固なつながりができました。1年目の活動としては、仲間が増えて凄くやりやすくなりましたね。

支援の幅を広げていく

――これから予定している診断士活動を教えてください。

1年目はタキプロの活動に集中して取り組んで、凄く充実した期間を過ごすことができました。受験生支援を中心に取り組んできたので、これからは中小企業診断士としての活動を増やしていきたいですね。今、まさに模索しているところです。ただ、具体的には製造業を中心に支援したいと思っています。技術力はものすごく高いのに、営業力の弱さからそのポテンシャルを活かしきれず、困っている企業様が多いと思っています。そういう企業を支援したいですね。

――誰かを支援したり、応援したりすることにやりがいを感じるんですね。お話を通じて伝わってきました。

あとは、地域の活性化や、町おこしにも貢献したいと思っています。私が今住んでいる地域は、どちらかというと田舎と呼ばれるエリアです。若い世代が少なく高齢化が進んでいますが、中小企業診断士として地域を盛り上げていきたいですね。中小企業診断士は独占業務が無い分、可能性が無限大だと感じています。他の中小企業診断士とコラボしていけば、もっともっと社会貢献ができると思います。

これからの目標

――中小企業診断士を目指すきっかけとなった同窓会のお話を最初にうかがいました。長期的な目標は経営ですか。

資金面や制約などが無い前提でいうと、小規模の会社のトップになり、経営をしてみたいという思いはありますね。ただ、いきなりは難しいと思うので、まずは現在考えている診断士活動をさらに突き詰めて、パラレルワークを行っていくつもりです。第三者に依存せず、自分自身の力で稼げるような中小企業診断士になりたいですね。定年後も働き、活躍できる人間になることが理想です。

――お話を聞かせていただき、ありがとうございました!




石垣 健司

石垣 健司 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1978年兵庫県生まれ、大阪府在住。2023年1月度に診断士登録。大学卒業後、小売企業に就職し、現在まで勤務。店舗オペレーション、サプライチェーンマネジメントに関わる業務に従事。趣味は読書。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。

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