【K・Iさんインタビュー】編み出した「独自の勉強法」で見事合格!

【K・Iさんインタビュー】編み出した「独自の勉強法」で見事合格!

【第3回 一生書く仕事をしたい】
過去の記事:第1回第2回

【K・Iさんインタビュー】

合格後は、受験生支援団体で執筆活動をされていたK・Iさん。第3回は、中小企業診断士取得後の実務補習と実務従事、今後のありたい姿について、お話をうかがいました。

痛感した聴く力や文章力の無さ

――2023年1月に中小企業診断士として登録されましたが、実務補習を受けての登録でしょうか。

はい、実務補習1回と、つながりのある経営者の方を訪問して実務従事を行ったのち、登録しました。

――取材の学校に入られた動機が実務補習での自身の「聞き出す力」と「文章力」の弱さとうかがいましたが、実務補習のエピソードを教えてください。

一番感じたのが、事前に質問を用意したとしても、経営者の方から思い通りの答えが返ってこない場合とかあるじゃないですか、そこで、さらに深く質問しようとすると、質問が全然でてこなかったのです。そこで、思ってもみない答えが返ってきたとき、何を言っていいかわからない。なおかつ、企業を診断する時って、ちゃんと聞き取るということが、経営者の悩みを聞き取るうえで大事なのだと思うのですが、はたして聞き取とれたのだろうかと。診断報告書も、経営者の人に、どれだけ本当に刺さったのだろうかと不安になり、合格したとはいえ、まだまだ自分の力って全然足りてないなと思いました。

――実務従事は、おひとりで実施されましたか。

はい、一人です。実務補習で勉強したやり方をそのままトレースしたような感じです。実務補習とは全く違う業種の経営者ですが、コンサルティングの手法を全く同じようにしたらどういう形になるのかということを、やってみた感じです。

――なるほど、実務補習の復習になっていいですね。

書く力を磨きたい

――今後のことについて、お聞きします。受験時代に編み出した効率的な勉強方法を活かして、勉強していきたいことはありますでしょうか。

まさに今、取材の学校を通じ勉強しているのが文章力というのか、ソフトスキルだと思うので、すごく磨きたいなという思いがあります。中小企業診断士って、書く力が大事かなと思っていて、そこを磨きたいなぁと思っています。

――中小企業診断協会に入られたということですが、今後の展望といいますか、どういった業界に携わりたいでしょうか。

様々な軸があると思うのですが、自分が長期的に取り組みたいと思うことは、いろんなところで文章を書く仕事です。いろんな関わり方があると思っています。取材もそうですし、自分の考えも書けるようなことを少しでも仕事として、本当に死ぬまで、続けていけるようにしていきたいなという風に思っています。一方、今所属している企業の部署が物流部門ということもあって、サプライチェーンに興味があります。まぁ、製造業でも流通業でもすべての業界においてサプライチェーンって存在すると思うので、様々な業界のサプライチェーンの経営支援に関わって、知見を高めていきたいなという風に思っています。ですが、独立は考えておりません。

今まで経験していないことがしたい

――企業内診断士ということですが、もし、制約をとっぱらっていいとしたら、やりたいことはありますか。

M&Aというのですかね、今の企業で働いていて経験できないものに関わってみたいなと思います。

――チャレンジングな一面がおありですね。本日は、貴重なお時間をありがとうございました。





植村 裕加

植村 裕加  取材の匠メンバー、中小企業診断士
兵庫県在住。大阪府立大学(現大阪公立大学)工学部卒業。ソフト会社にて、開発、営業事務を経験した後、現在は全社スタッフとしてプロジェクトの審査等に従事。3児の母でもあり、子育てに奮闘しながら、2023年2月に中小企業診断士に合格。2023年5月登録、大阪府中小企業診断協会所属。PMP、情報処理安全確保支援士、1級販売士、日商簿記1級、知財検定2級等取得。


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