【宮本弘大さんインタビュー】養成課程で出会った人脈は一生の宝

【宮本弘大さんインタビュー】養成課程で出会った人脈は一生の宝

【第3回 養成課程で培った絆】
過去の記事:第1回第2回

【宮本弘大さんインタビュー】

金融機関に勤務しながら、2022年に中小企業診断士養成課程を修了した宮本弘大さん。これからは財務の知識を生かして中小企業診断士としても飛躍を目指していきます。第3回では、養成課程で学んだこと、良かった点、将来の目指すべき姿などをお聞きします。

全国各地から集まる受講生

――座学の授業はどのような感じで行われたのでしょうか?

先生が企業診断実習で支援した企業のケースをテキストにまとめていただいていて、それを講義で説明されていました。こういうケースの場合、どう提案するかをグループワークで議論するなどを行っていました。

――養成課程に行かれる方は、明確に将来の目標を持った方が多いのでしょうか?

実際には濃淡が分かれる感じでしたね。独立を既に決めている方と、そうでもない方もいました。場所は北海道から沖縄まで、全国各地からやってきていました。

立場に関係なく自由な議論ができる

――養成課程に進んでよかった点を具体的に挙げていただけますか?

とても濃密な時間を過ごせたことですね。提案先の企業に対して、皆が、これまでのバックグラウンドや知識を持ちより、力を合わせて提案することはとても貴重な経験になりました。普通、会社員であれば縦の関係がどうしてもあり、偉い人が言うことが正しいみたいな風潮があったりしますが、養成課程では年齢や性別、役職などをすべて超えて平等に意見を出します。フラットな関係なので、よいと思われる意見が通ります。そこからさらに皆でブラッシュアップしていき、提案を仕上げる過程がとても楽しかったです。実際、企業様に刺さる提案ができたときは、本当に嬉しかったです。今振り返ってみて本当に良かったと思います。

――ベテランの方はそのフラットな関係をどのように感じてらっしゃったのでしょうか?

企業診断の時はフラットな関係でしたが、その他プライベートの時はベテランの方が引っ張ってくれていました。よく飲みに行こうと誘っていただけました。そのあたりうまくバランスが取れていたと思います。年代を超えた友達ができた感じですごく楽しかったです。

自分から制約はせず、何でもチャレンジ!

――これから中小企業診断士として目指す方向性をお聞かせください。

最近、東京都中小企業診断士協会・城南支部に入りました。たまたま養成課程の実習の先生が城南支部所属だったことがきっかけです。その先生に色々と話を聞きながら今年は様々な分野にチャレンジしてみようと考えています。最近、当社も副業が解禁になりましたのでジャンル問わず何でもチャレンジしようと考えています。色々経験していきながら、自分に合っている得意なものを見つけていければいいかなと思っています。

――中小企業診断士になってみて、よかったと思えることはなんですか?

昨年から、マスターコースや勉強会などに参加していますが、弁護士の方や大学教師の方などいろいろな業種の方が参加されていることがわかりました。最初は金融機関の方が多いのかなと思っていましたが、本当に幅広い業界から集まっていることがわかりました。同じ会社にいたら、得られなかった経験や考え方を得られます。色々な機会に挑戦できるパスポートが中小企業診断士なのかなと思います。

――最後に養成課程を目指している方へメッセージをお願いします。

最初は会社が授業料を出してくれるからという軽い気持ちで行ったのですが、今振り返ってみると得たものは大きかったと思います。養成課程では人脈や、企業診断した経験や診断スキルなど得られました。もちろん、2次試験を勉強されている方もすごいと思いますけど、養成課程という選択肢も考えていただけたらと思います。もちろん色々な制約があるかとは思いますが、養成課程に進んで決して後悔することはないと思います。ぜひご検討いただけたら嬉しいです。





野村 英樹

野村 英樹 取材の匠メンバー、中小企業診断士
名古屋市出身、東京都江戸川区在住。大学卒業後に営業職に従事した後、現在はIT企業にてB to Bマーケティングを担当している。2017年3月大阪市立大学大学院創造都市研究科にてアントレプレナーシップの学位取得。2022年5月中小企業診断士登録。2022年中小企業診断士受験生支援団体タキプロ13期内で超多年度受験生ユニットTKP43を結成。趣味は野球観戦、メタル鑑賞(メタルは金属ではなく音楽)。

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