【上杉嘉邦さんインタビュー】登録養成課程で身につけた実践力を活用したさらなる積極的な活躍

【上杉嘉邦さんインタビュー】登録養成課程で身につけた実践力を活用したさらなる積極的な活躍

【第1回 上杉さんの現在の活躍と積極性の秘密】

【上杉嘉邦さんインタビュー】

医薬品関連企業を経てから2022年に札幌商工会議所の登録養成課程を修了し、中小企業診断士として登録した上杉嘉邦さん。2023年初めから京都府内で独立開業をしている。第1回は、上杉さんの現在の活躍と積極性の秘密について語ってもらった。

特筆すべきはその掲載記事数の多さ

上杉さんは現在、京都府内で中小企業診断士として独立開業している。大阪府と滋賀県の中小企業診断士協会に登録しており、経営支援、BCP策定、事業再構築の業務を行っている。しかし、上杉さんの特徴は何と言っても掲載記事数の多さにある。

中小企業診断士の受験生向けのものとして、中央経済社(共著)の「30日でマスターできる中小企業診断士第2次試験 解き方の黄金手順(2022-2023受験用)」、同友館の「企業診断2022年7月号 残り1か月で10点アップ」に記事が掲載されている。

また、中小企業診断士や経営者向けのものとしては、大阪府中小企業団体中央会の機関誌「maido!(2024年春号)」、株式会社帝国データバンク発行の日刊情報紙「帝国ニュース関西版 (2024年2月21日号)」に記事が掲載されている。

上杉さんは 2022年12 月に中小企業診断士登録をしたが、中小企業診断士登録をして短い期間でここまでの記事掲載数がある人は珍しい。「募集があったら積極的に手を上げているから」と言うが、この積極性の秘密はどこにあるのだろうか。

上杉さんにとっての「積極性」とは

上杉さんは元から積極的な性格だったと言う。中小企業診断士登録後も大阪府診断士協会や滋賀県診断士協会の研究会・イベントのコミュニティだけにとどまらず、Facebook上にある様々なグループにも加入している。養成課程関係のつながりも含め、常に多様なチャネルを確保している。そして、そのチャネル内で記事執筆の募集があれば積極的に応募していると言う。

その一方で、積極性について気をつけていることもあると言う。

「私は積極的ではありますが、やたら前に出てくるような無謀な積極にはならないように気をつけています。以前は他の人のことを考えずひたすら前に出てきて迷惑をかけてしまう傾向があって、自分としてはこのチームのためにやっていると思っていても、他の人から見ればいい迷惑だと思われてしまったこともありましたので、そこは反省しました」

今では中小企業診断士としての仕事に応募する際に、無謀な積極になっていないか、中小企業診断士としての勉強につながるかどうかを自分に問いかけてから応募していると言う。

「行くときは行くけど控えるときは控える。自分のことしか考えない積極性や他の人に迷惑をかけ不快にさせてしまう積極性ではなく、他の人をうまく支えることを意識しながらの積極性を心がけています」

上杉さんが中小企業診断士を目指した理由は、中小企業診断士の資格を生かして売上げが伸び悩んでいる中小企業を改善し地域貢献につなげたいと考えたためだと言う。この理由に合ったものになっているかどうかも、無謀な積極になっていないかの判断基準になっていると言う。

「周りの利益、地域のために前に行くべきときは積極性を出して行くようにしていますが、そうでないときはあえて積極性を出さないときもあります。そのときの状況に応じて前に行くべきかどうかを判断しています」

自分の欲求のためだけの自己中心的な積極性、周囲の人に迷惑をかけ不快にさせるような積極性は出さないが、そうでない場合は積極的に手を上げて前に出る。これが上杉さんの積極性である。








水村 聡

水村 聡 取材の匠メンバー、中小企業診断士
千葉県出身、京都府在住。関西大学会計専門職大学院を修了。現在は税理士事務所にて主に小規模企業向けコンサルティングを担当。2023年度中小企業診断士試験合格、2024年9月中小企業診断士登録。2024年度一発合格道場・タキプロ(共に15期)にて「サトシ」というハンドルネームで活動し、ブログ執筆や動画出演を担当。

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