【安藤準さんインタビュー】 中小企業をサポートできる診断士の仕事は私の天職

【安藤準さんインタビュー】 中小企業をサポートできる診断士の仕事は私の天職

【第3回 独立診断士になってすべての夢が叶った】
過去の記事:第1回第2回

安藤準さんインタビュー】

2014年に診断士試験に合格,1年後に独立された安藤準さん。大手企業を退職し,独立診断士になったきっかけはなんだったのでしょうか?

経営の知識を求めて診断士試験を受験

――診断士試験を受験したきっかけを教えてください。

診断士試験を受け始めたのは30代半ばの血気盛んな頃でした。日系の大手IT企業に勤めていたのですが,業界の変化の速さに対し,私自身は会社のなかで閉塞感を感じていました。

当時,その閉塞感を打ち破るため,勤め先で経営層として経営に参画し変革を起こすこと,自分で会社を興すことなどを考えていました。いずれも経営の知識が必要であり,診断士の受験を決めました。

独立診断士になれば,夢が全部叶う

――独立診断士になったのはどんな経緯だったのでしょうか。

きっかけは,合格後に診断士の集まりで独立して活躍する先輩診断士の話を聞いたことでした。

実は中学生の頃は学校の先生に,高校ではお医者さんに,そして大学ではITエンジニアになりたいと思っていました。診断士の仕事は,そのいずれの要素も持つ仕事だと気づいたのです。「強みであるITを生かして,中小企業の経営状態を診断し,アドバイスをする」わけですからね。すべての夢を叶えてくれる診断士の仕事は天職だと思っています。

12月の合格発表から日を置かず,翌年に初日の出を見ながら独立を決心しました。

誠実な仕事ぶりが仕事の紹介につながる

――独立を決意されてから,どんな準備をされましたか。

1年後に独立すると決め,独立までは先輩診断士がどのように仕事を獲得しているかを観察しました。

よく言われますが,紹介で仕事は来ます。では,どうしたら仕事の紹介が得られるのか。懇親会で顔見知りになるだけでは,仕事は来ません。やはり仕事ぶりを見て,この人ならと信頼されて仕事を依頼されます。そのため,診断士が集まる勉強会や研究会などに参加して,お手伝いの仕事から真面目に取り組み,自分の仕事に対する姿勢を見せました。

受験科目は全部使える知識

――独立診断士として活躍する中で,受験科目は役に立っていますか。

全部役に立っています!もし,受験生の方で勉強しながら,この知識は何の役に立つのだろうと感じられている方がいたら,全部使えるからしっかり覚えておいたほうがいいとお伝えしたいですね。

赤田 彩乃

赤田 彩乃取材の匠メンバー,中小企業診断士

大学卒業後,人材紹介業に従事。その後,地方自治体向けコンサルティング会社にて,防災,民間活力活用等に関する調査,計画策定,制度導入支援等を実施。現在は独立し,マーケティングリサーチ,補助金や営業資料等資料作成のサポート等を行っている。研修講師として,「時短のためのずるいデザイン講座(ドキュメント作成編・チラシ作成編)」を提供し,効率的かつデザイン性の高い資料作成のノウハウを伝え,好評を得ている。

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