【池田雄紀さんインタビュー】 ひとりじゃない独学合格!診断士試験に合格できた秘訣とは

【池田雄紀さんインタビュー】 ひとりじゃない独学合格!診断士試験に合格できた秘訣とは

【第3回 後輩にタスキをつなぎたい】
過去の記事:第1回第2回

【池田雄紀さんインタビュー】

2019年度に独学で中小企業診断士試験に合格した池田さん。第3回では池田さんが参加していたユニークな勉強会について伺いました。

「名前のない勉強会」への参加

――2次試験の勉強で参加されていた勉強会について教えて下さい

2次試験挑戦2年目から、受験生支援団体の「タキプロ」、「ねくすと勉強会」に顔を出した他、「名前のない勉強会」に参加しました。

仕事が忙しくなったり、プライベートとの都合がつけにくくなったというのがあって、実際に会場に行く必要がある勉強会にはあまり参加できなくなってしまいました。

一方、「名前のない勉強会」はオンラインでメンバー内の予定を調整していたので、1月~8月の8ヶ月間フルで参加できました。

――「名前のない勉強会」とはどんな勉強会なんですか

Twitterで診断士受験生や現役診断士の方と知り合った中で、自然発生的に「やろうよ」と始まった勉強会なので名前がないんです。

大学2年生で診断士試験に合格された方がいて、その方に講師役を引き受けてもらい、教材なども提供していただきながら、30代・40代・50代が一人ずつ集まって、Skypeを使って行うオンライン勉強会でした。

それぞれで過去問を解いてきて、答案を交換し、講師役の大学生の方から「ふぞろいな合格答案」を活用した分析を元に、フィードバックをいただく形で進めていました。

だいたい月に2回のペースでやっていました。

――すごい先生だったんですね

そうですね。

実務経験の有無にかかわらず、論理的に思考し、分析を緻密に行うことが大事なんだと気づかされました。

アドバイスを聞いて、設問文の中にヒントが散りばめられていたんだとわかって、毎回、目から鱗が落ちるような体験をしました。

「名前のない勉強会」に参加したからこそ、試験に合格できたと思っています。

先輩から受け継いだタスキを後輩につなぎたい

――試験に合格した後の診断士活動について教えて下さい

実務ポイントを集めている際中で、現在は主に受験生支援に活動の主軸を置いています。

1つ目は「一発合格道場」というブログで執筆をしています。

2つ目は「タキプロ」で事務局とセミナーの開催に携わっています。

3つ目は「ねくすと勉強会」で裏方の仕事をしています。

4つ目は「ココスタ」というオンラインコミュニティで、試験合格者としてアドバイスなどを行っています。

――受験生支援にとても力を入れているんですね

私が受験生支援に力を入れている理由は2つあります。

1つは私自身が受験生だった時に大変お世話になったからです。

自分が先輩から受け継いだタスキを、今度は後輩に繋げたいと思っています。

この記事を読んでらっしゃる方も、私も、諸先輩方も、試験合格を境にしているだけで同じ世界にいるわけで、いわば「同志」として活動をご一緒してくださる方を増やしたいと思っています。

もう1つは合格した初年度にしかできない活動だからです。

支援仲間がみな同期なので、全国にたくさんの仲間を持つことができました。

2020年現在はコロナウイルスの影響で対面形式の勉強会やセミナーがなかなか開催できていません。

しかしその分、Zoom等を利用したオンラインの活動で、全国の受験生と接点を持つことができています。

考え方によっては、とても良い機会に恵まれているとも言えるかもしれません。

将来の夢は

――最後に、どんな診断士になりたいですか

まずは、企業内診断士として勤務先で幅広い観点から貢献できるプレイヤーになるべく、「越境学習」を意識しながら様々な機会に挑戦したいと考えています。

活躍している先輩診断士の方のお話を伺っていると夢は広がる一方です。

将来的には、伴走型の経営支援や企業経営、事業投資などといった様々なカタチで企業と関わりたいと思います。

石井

石井 取材の匠メンバー、中小企業診断士

大学院では半導体の研究を専攻。卒業後は電気設備の設計や保全の業務の他、建設現場での施工業務等に従事。建設現場で出会った中小企業の経営者に影響を受け、同じ目線で話がしたいと思い、中小企業診断士取得を決意。2019年度に合格した後は受験生支援の活動などを行っている。趣味は読書と旅行とYoutube。最近は休日の時間の使い方に苦戦中。

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