【AKIさんインタビュー】会社経営しながら、高速、効率勉強! わずか1年で2次試験も突破の秘密

【AKIさんインタビュー】会社経営しながら、高速、効率勉強! わずか1年で2次試験も突破の秘密

【第3回 資格取得後の環境と気持ちの変化】
過去の記事:第1回第2回

【AKIさんインタビュー】

2019年の12月から中小企業診断士の勉強を始めて、1年後の2020年の2次試験に合格したAKIさん。既に経営者でありながら中小企業診断士を目指したきっかけと、勉強を始めてわずか1年で合格した秘訣を3回のシリーズで紹介します。第3回目は資格取得後の活動と今後についてうかがいました。

勉強で家庭は犠牲にしない

――これまでのお話で、効率的に勉強する手法が長けていることが確認できました。受験勉強についてご家族のフォローはあったのでしょうか?

資格の試験勉強をしていることは、実は家族には一切言っていませんでした。私は仕事の話とかも家では一切しないのですよ。どんなに忙しくても必ず夜には家にいて、休みの日は子供と遊ぶことを習慣にしていたので、それを崩したくないから受験勉強していることを言わずに、朝早く誰も起きてない時間に起きて勉強をしていました。

――家族の前では勉強しているのを見せないですか! ますますどうやって勉強時間を捻出したのかが気になります。

まあでもやはり寝る時間は削りましたね。そこが一番無理したかもしれないです。

環境が変わり当初の目的からの変化

――そうして目的の中小企業診断士の資格を取得したのですが、当初の目指した目的から取得後に行っている活動は変わったのですね。

はい。家庭の事情もあり自分が家事や子育てをメインで行わなければならなくなり、システム開発に時間がさけなくなったのでそちらは今は行っていません。中小企業診断士の仕事も家庭第一優先になるため、仕事を選びながら行っています。

――活動に制約がある中で、どの様な分野に興味をもって取り組まれていますか?

事業承継と企業再生が特に興味があります。地域の研究会で企業再生の研究会と事業承継の研究会がありまして、そこでお話をうかがったところ、地方についてはやはり今後この課題が重要になってくるという話を聞いたためです。せっかく資格をとったのだから地域に貢献して中小企業が元気になるような仕事ができたらよいな、と思っています。

家庭を大事にしながら地域社会に貢献したい

――実際いまは制約がある中で活動をされていますが、将来もし家庭の課題が解決しましたら、今後は会社経営と中小企業診断士の活動とどちらを優先したいとお考えですか?

そうですね、今が家を中心に頑張っているためなのか、前のように「会社を大きくしよう」ということを思わないようになりました。やはり「どうやったら子供と一緒にいられるかな」ということしか最近は考えてなくて、家庭としては食べていければいいのかなっていうのもちょっと思ったりしています。そんなに大きい仕事をしなくても、自分の家庭が食べて行けるだけの稼ぎがあればよいのかなと。それぐらいの金額だったら本当に周りの中小企業診断士の方に相談すれば仕事を紹介していただけることも、地域の協会の方にごあいさつした中で気づきました。自分の中では家庭を大事にすることや地域貢献することの方が、将来に向けての優先順位が高くなりました。

今井 真治 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1970年生まれ。埼玉県さいたま市出身で現在も埼玉県在住。慶応義塾大学文学部卒業後、大手コンビニエンスチェーンの本部に1995年入社。店舗勤務、店舗支援業務、商品担当等を経て10年前に関連のサービス部門の会社に転籍。現在は経理、経営企画、総務関連の業務を担当。2019年に中小企業診断士に合格し2020年に東京協会城北支部に登録。現在は企業内診断士として研究会や勉強会などを中心に活動中。

拓け!中小企業診断士の扉~受験奮闘編~カテゴリの最新記事